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難関国立・早慶 合格の流儀

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秋元講師

「早稲田への古文③」

さっそく前回の続きからです。

「古文」はまずは「暗記」だと確認しました。

中でも「文法」と「単語」をマスターすると何がいいのかというと、あらゆる

古文の「直訳」ができるようになります。

☆ 「文法」×「単語」=「直訳」

さて問題はここからです。

古文アレルギーの人の第一関門は・・・

・・・「文法」の理解・暗記ですが、第二関門が「直訳」をしても意味不明な

古文に突き当たって萎えてしまうことです。

☆ 「直訳」=「読解可能」→「レベルが低い古文」(主に鎌倉時代以降)

☆ 「直訳」=「意味不明」→「レベルが高い古文」(主に平安時代)


なぜ直訳に限界があるのか。

その原因は「省略」と「常識」にあります。

まず「省略」から。古文(中でも平安貴族)はスキあらば以下のものを省き

たがります。

☆ 「体言」

☆ 「助詞(ガ・ヲ・ニ)」


この「省略」のせいで致命的にわかりにくくなるのが「主語」と「目的語」

です。逆にいえば「主語」と「目的語」を再現できれば「古文」がどうやら読め

てきそうです。

ではどうすれば「主語」「目的語」が浮き上がってくるのか。

☆ 「敬語動詞」(メインエンジン)

☆ 「接続助詞」(サブエンジン)


以上の二つに敏感になることです。

考えてみれば当時の読者は省略だらけの文章を違和感なく読んでいたはず。

翻って現代、急速に退化している「敬語動詞」。

そういえば「主語」を必ず要する「英語」には「敬語動詞」はありません。

そうなんです。「古文」は「主語」「目的語」を極力省く代わりに異様に「動詞」

を太らせたのです。

「一般動詞」と「敬語動詞」。

その「敬語動詞」にも3タイプあります。

☆ 「敬語動詞【尊敬】」→「主語」(○○ガ)

☆ 「敬語動詞【謙譲】」→「目的語」(○○ヲ・ニ)

を浮き上がらせます。

他にも

☆ 会話文中【尊敬】→「主語」≒「二人称」

☆ 会話文中【謙譲】【丁寧】→「主語」≒「一人称」

☆ 会話文中【謙譲】「たまふ」→「主語」=「一人称」

☆ 「奏す」→「目的語」=「天皇・院」

☆ 「啓す」→「目的語」=「中宮・皇太子」


等のマニュアルが僕らを救ってくれます。

また【尊敬】にもスーパー【尊敬】的なものもあったりして、どんどん「主語」

が確定できていくのです。

…今回も字数が尽きてしまいました。まだまだ続きます。「早稲田への古

文」いま5合目くらいです。あ、最後にいつもコメントありがとうございます。

すごく励みになります。

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2008年11月18日 | 早稲田