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難関国立・早慶 合格の流儀

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中村講師

慶応入試では、「論文で合否は決まらない」って本当?(1)

夏休みに入りました。

お茶ゼミでも夏期講習まっさかりです。

英語などの主要教科はもちろんのこと、高校3年生対象の論文の

授業でも

「来年の夏は慶応生として迎えるゾ(楽しむゾ)」

という志望者の熱気が伝わってきます。

そんないつもの通りの夏なんですが、この時期特に慶応の論文

に関してよく語られる噂があります。

それは…



…「あんなものでは慶応入試の合否は決まらない」

というものです。

このような噂を聞くと私はいつも

「それで落ちたらどうするんだろう?」

と思います。

ただ、その一方でこうした発言が全く間違っているとは思わな

いのです。

そこで私は基本的にこう考えて、授業で言うようにしています。

慶応入試で、「論文で合否が決まらない」というのは、ある意味

では正しいが、ある意味では正しくない。

つまり、「論文で合否は決まらない」という噂は、正しい場合

もありうるということですね。

もちろん、私は慶応大学の先生ではありませんから、本当の真

実など知る由もありません。

ただ、私のお茶ゼミでの指導経験からして、

「論文で合否が決まらない」場合は以下の三つに集約できる

と思います。



①論文の配点が低い。

②主要教科(英語と地歴、学部によっては数学)が極めて出来る。

③主要教科が出来ない。



まず一番分かりやすいのは、③ですね。

これはもうどうしようもありません。

たとえば進研模試で主要教科の偏差値が60を切るようだと、

慶応入試では論文が合否を左右することはほとんどないでしょう。

ですから、論文どころではなく、基礎学力をつけることが先です。

申し訳ありませんが、英語なら高校教科書レベルからやり直すべ

きでしょう。

一方、②は「うれしい悲鳴」(?)ですね。

進研模試で主要教科の偏差値70以上を安定して取っているよう

だったら、仮に論文は“ショボ”くてもかなり高い確率で合格し

てしまうでしょう。

(ただし白紙答案やメチャクチャな答案でも合格するとは言って

ませんからね!)。

だから、私などは、

「英語と地歴で偏差値70あるんだったら、たぶん大丈夫だよ。

早慶完全制覇でも目指せば?」

などと(半分本気、半分冗談で)言ったりします。

それで残る問題は①なんですが、これについてはまた次回に。



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2008年7月24日 | 小論文