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難関国立・早慶 合格の流儀

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中村講師

慶応小論文の鍵――キーワードを駆使する(1)

慶応小論文にアプローチする方法は、それこそ無限にあると思いますが、

その中での最も重要なものの一つに「キーワードを駆使する」ということが

あります。

キーワードの重要さは、おそらく現代文でも同じなのでしょうが、その場合は「キー

ワードを理解する」ということになるでしょう。しかし、小論文では「駆使する」と

なっていることに注意してください。

たとえば目の前にボールペンがあるとします。これについて説明せよと言われた

ら、皆さんはどう説明しますか?

大まかに言って二つの方向があると思います。

一つは「書く」という機能の方向であり、もう一つは「ベアリング(ペン先についてい

てインクを流す小さな丸い球のこと)」という材料の方向でしょう。「書く」も「ベアリン

グ」もボールペンを説明するときに欠かせない鍵となる言葉ですね。これがキー

ワードです。この重要性は、数年前お茶ゼミに入試説明会にいらした慶応の先

生も強調されておられたことです。

ちなみにボールペンの例はこの先生のお話からの借用です。この先生は、入試

の答案用紙の欄外にキーワードをメモしておいて、これを目印のようにして小論

文を書き、後で消せばよい、なんてことまで言ってました。

そんなことはしない方が無難なんですけど、それほどまでにキーワードは小論

文では重要だということなのです。

慶応諸学部の中で、それが最もあからさまなのが・・・

・・・法学部であり、設問の中で「キーワード」という言葉を使ってくること自体、

その「あからさま」さを示しています。たとえば次のように・・・



設問 以下の文章を読み、著者のいう「つるつるしたもの」 に対置されるあな

たの言葉を選び、その言葉を選んだ理由を述べたうえで、「つるつるしたも

の」とあなたの言葉の二つをキーワードにして自由に論じなさい。



これは2002年のものですが、他にも「キーワード」が設問に登場した年度は

あり、そうでなくても慶応法学部の小論文はほぼ毎年キーワードを指定し、そ

れについて課題文を手がかりにした考察を求めていることはまちがいありませ

ん。課題文に興味ある人は赤本などを見ておいてください。

詳しくは次回に。



この先生へのリクエスト・意見など


2008年6月27日 | 小論文