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尾形講師

長文の勉強法~秋の巻~(2)



この時期、実戦を意識するあまり、

長文読解が雑になってしまう人が多いと書きました。

まず安心してほしいのは、スピードが必要な長文読解、

読みが多少雑になるのは仕方ないことで、

雑でもスピーディに読めるようになったというのは

ある種の進歩ではあるのです。



しかし、雑に長文を「なんとなく理解」できただけでは

得点には結びつきません。




キチンと得点できる人は、たとえ雑ではあっても

「読み落としてはいけないポイント」は

しっかり読解できているのです。

この力をつけるためのトレーニング法を数回に分けてお教えしましょう。



読み落としてはいけないポイントとしてまず挙げられるのは

「構造が複雑な文」でしょう。

構造が複雑な文を正確に読解できているかの

一番手っ取り早いチェック法は

「その部分の正確な訳ができているか」ということです。



皆さん、最近「英文和訳」やっていますか?



速読だの過去問対策だので気ばかり焦って、

短文を訳させるとグチャグチャになってしまう

という生徒さんが一部にいます。

しかも一学期だったら訳せていたであろう短文が訳せなくなっている。

長文の勉強法を

「精読(しっかり読み)」「速読(スピーディ読み)」

に分類するとしたら明らかに前者のトレーニングが不足しつつあるのです。

よく「精読と速読、どっちが大事ですか」的な質問を

生徒さんから受けますが、これはどちらも大事。

車の両輪みたいなものです



難関私立を受験しようとする皆さんは、

なるだけ毎日英語の勉強の中に

1.精読(4~5行程度の構造の複雑な文を訳す。

この手の問題集は数多く市販されています。辞書はひいて良い)

2.速読(制限時間を決めて長文問題を解く)

という作業を入れてください。

できれば頭が一番冴えている「勉強のやり始め」の時間帯に

やってみてください(疲れたアタマでやっても意味がない)。

僕自身も受験時代はそういう形で勉強していました。



英語に余り時間を割けない

(ex. 国立受験で受験教科が多い、

もしくは他教科がヤバすぎてそちらに時間を割かねばならない)

という人は

1.速読の演習(長文問題集でも過去問でもよいです)を行い

2.やり終わった後で、その長文に出てきた

「構造が複雑な英文」を2、3センテンスピックアップ

→ピックアップした英文を訳す

という作業をやってみてください。

速読演習の中に「精読」の要素を入れてみるというわけです。



この時期は理社系の科目に力を入れ始める人が多く、

その姿勢は全く間違っていないのですが、

英語とは「トレーニングを日常的に行わないと、すぐに力が錆びつく教科」

ということも頭に入れておいてください。

今ある自分の力をメンテナンスし続けるというだけでも結構大変なのです、

英語って。



精読の話が出たので、次回はそこに絡む

「この時期における辞書の活用」についてお話します。



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2010年10月27日 | 英語