トップ > 早慶・難関国立 合格の流儀> 単語の覚え方(3)
「単語の覚え方」についての続きです。
これまでは「暗記ができない」「覚えても忘れる」
という悩みに関してお話してきました。
これと同じくらい多く寄せられる悩みがあるので、
今回はそれについてお話しましょう。
さて、その悩みとは……
「やはり単語は○○で覚えなきゃいけないんですか?」という悩みです。
○○にはいろいろな言葉が入ります。
「やはり、単語は例文と共に覚えなきゃいけないんですか」
「書いて、口に出して覚えなきゃいけないんですか」
「長文の中で覚えなきゃいけないんですか」
「僕が使ってる単語集で本当にいいんでしょうか」。
んーー。なんだか可哀想になってきますね。
英語に関する教材がありすぎる、
「これはしてはいけない、こうしなければならない」という
絶対的な方法論が蔓延しすぎている、
ということにまつわる悲劇だなーと思います。
結論から言います。
「覚えられるならどんな方法でも良い」のです。
どう手をつけていいか不安な人にさらにアドバイスするなら、
「単語集の1周目は、見出し語を英語→日本語に直せる頭を作ればまずはOK」
(もちろんそれ以上できる人はどんどんやっちゃってください)。
先ほどの悩みの根底にあるのは
「単語は例文や文脈の中で覚えるのが善」
「日本語←→英語の一対一対応は悪」
という風潮でしょう。
確かにそれはそうなんです。
ただ、単語集に掲載されているすべての単語に対し、
「一対一対応は悪か」といえば、それは疑問です。
「単語集の暗記」というレベルに限っていえば
「effort=努力」でOKです。
あとは長文を読んでいく中で、
effortという単語の語感をつかんでいけばいいのです。
単語集というのはあくまで単語を習熟する
「とっかかり」に過ぎないのですから。
むろん、forgiveとallow(どちらも「許す」という訳が可能だが意味が異なる)
など、「例文まで知っておかないとダメな単語」というものも存在します。
ですが、市販のほとんどの単語集は、
こういったものには詳しく解説がなされています。
なので「どれを使っても効果はそれほど変わらない」というのが実情でしょう。
例文好きな人は例文中心の単語集を、
一対一対応でガシガシ覚えるのが得意という人は
そういう単語集を使えばいいわけです。
実際、僕自身は高校時代、どちらかといえば
一対一タイプのものが好きでした。
「例文型単語集のほうが正しい単語集だ」みたいな受験オタクがいましたが、
「単語集についてる例文くらいで語感つくわけねーだろうよ」
というのがそのときの僕の感情で、
それは今も根本的には変わっていません
(これはどちらが良いかという話ではありません。
例文型が好きな人はそれを使えばいいわけです)
「単語は書いたほうが覚えが速い」というのも、
人によりけりなのではないかと思います。
僕は高校時代、書いちゃうと書くほうばかりに頭が集中してしまい、
意味が覚えられなくなるので(マヌケですね)、
ひたすら単語集を「睨んで」覚えました。
要は「スケジュールを決めて、こなす」ことさえ怠らなければ、
あとは好きなように覚えていいのです。
ひとつの単語集、ひとつのやり方を「いいな」と信じたら、
あとはそれをやりぬくこと。
「この教材・学習法は果たしていいのかしら、
他にもっとすごいものがあるのでは……」
という姿勢は、学習効率を著しく悪化させます。
いつまでも幸せになれないパターンですね
(これは恋愛も同じだと思います)。
ということで、このシリーズの結論は
「やりぬくこと、信じること」
というとてつもなくアツいものになってしまいました。
自分でも驚きです。
それでは、また。
KEY:[尾形・英語・入試・受験・大学・単語]
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2010年03月16日 | 英語