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秋元講師

ボーナス・トラック③



2月は高3生は受験の真っ只中で一番大変な時期です。

今日は早稲田の文化構想学部の試験日で応援に行ってきました。

応援し甲斐がありました。

そのことはまたの機会に触れるとして昨日あった話。




受験生が最も大変なこの時期、

僕ら予備校講師は1年で一番優雅な日々のはずなのですが

今年は忙しさに加速がかかってます。ありがたいことです。

謹んでお受けします。というわけで昨日はとある撮影がありました。

15分と50分バージョンを計3本まとめ撮り。

(詳細は後日)



そこで僕は意外な才能を知りました。

全て時間ぴったりに一発撮りで終わったのです。

俺は天才だなあと思いました。時間感覚がです。

ボクサーみたい。

スタッフの方からも「生放送でもいけますよ」と

お褒めの言葉をいただきました。やったー! 

授業内容が伴ってるかはともかく、ですが。



さて昨日あった本当に嬉しい話はこのあとのことです。



卒業生のI君が5年振りに会いに来ました。高校生以来です。

生徒の頃のI君の印象は「わらわべ」。

林檎のほっぺたにイガグリ頭。

質問するときはいつも額に汗だらだらで言語不明瞭。

要するにひどく不器用なもどかしい生徒でした。

かなりぶつかりあったのですが最後まで通じ合えず結果浪人。

そのまま消息を知ることはありませんでした。



毎年僕は全ての生徒を見違えさせるくらいに成長させ

受からせているわけではありません。

いくらカリスマと嘯(うそぶ)こうが、

結局わかり合えないまま別れた生徒のことは

心に釣り針のように残っています。

I君はその最たるものでした。



「あれからどうなったんだ」

「1年浪人して青学に進学しました」

「そうか! おめでとう!! たいしたものだ」

「実は浪人して半年後に突然秋元先生が言ってたことがわかったんです。

現代文ってこういう科目なんだ。

秋元先生はずっとこのことを言ってたんだって。

そしたら急に偏差値が20も上がっちゃって…」

「半年後か!」

「大学に入ってからは専門学校に通って国家試験の勉強をしていました。

お茶ゼミの前をいつも通ってて合格したら秋元先生に挨拶しにいこう

合格したら挨拶にいこうと思っていました。

現代文も試験に出るんですが現代文だけは専門学校では習わずに

秋元先生でいきました。そしたらめちゃくちゃできて! 

本当にありがとうございます!」

「国家試験ってお前今何やってるの?」

「警官に決まりました」

思わずI君に敬礼しちゃいました。



あらためて見たI君は「わらわべ」ぽさはもはやなく

額に汗を浮かべることもなく見違えるほどの好青年になっていました。

言語もいたって明瞭です。人ってこんなに成長するものなのか。



「秋元先生に出会えて僕は本当に良かったです。

今日はそれを言いたくて伺いました」

「俺もすごい嬉しいよ。おまえすっかり格好良くなったなあ。

本当いい顔になった」

「またまた笑 秋元先生は口がお上手だから」

ばかやろう、ほんとうだよ。泣きそうだよおれ。



とある2月の出来事でした。



KEY:[秋元・国語・現代文・古文・漢文・入試・大学]

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2010年02月12日 | やる気アップ!