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あけましておめでとう。
いよいよ試験が近付いてきた。
今までは数学の話をメインに据えてきたけれど、
今回は新年の挨拶ということで、僕の受験時の体験談をお話する。
そのときの僕の実力。
自分の感触では、第一志望校の合格ラインと比べ、
物理・数学はとんとん、国語は理系としてはかなり強い。
しかし、そのアドバンテージを吹き飛ばすほどに化学が弱かった。
勝負は英語だった。
英語のでき如何で合否が決まることははっきりと自覚していた。
地方の大学を第一志望としていた僕は泊りがけでの受験。
参考書を担いで行く。
泊った旅館では、他教科も勿論それなりにやったが
英語の参考書・問題集はかなりの分量をこなした。
いざ本番に臨む。
奇跡が起こる。
前の晩に読んだ英文がそのまま出題される。
その大学の英語の試験は、和訳・要約がかなりの部分を占める。
一度じっくりと読んだことのある文章なら、まず間違いようがない。
こうして僕は合格を確実なものとした。
この話の教訓は
最後の最後まで足掻き続ければ報われることがある、
ということ。
と考えるのは早計である。
この話には続きがある。
家に帰り、その英文を確認しようと思い、
受験に持って行った参考書・問題集を開く。
どこにも載っていない。
たかだか3冊の本。
隈なく探して見落とす量ではない。
しかしどれだけ探しても、何度探しても見付からない。
前の晩に読んだ、と思っていた文章、
そんなものは、実は、なかったのだ。
神が降りてきたのか。
もしかしたらそうなのかも知れない。
でもオカルトというものに懐疑的な僕はこう解釈している。
当時の僕は英語が勝負だと思っていたから、
年が明けてからも相当な量の英文を読んでいた。
参考書・問題集の類だけでなく英語と見れば取りあえずは読むようにしていた。
そうやって大量に読んだ英文の1つが偶然出題されたのだろう。
そして、偶然、試験前の晩、夢の中でその文章を思い出していたに違いない。
偶然に偶然が重なったとはいえ、
大量に英文を読んでいたからこそ、その偶然が起こる蓋然性は高かったはずだ。
年が明けてからの君たちの学習は量が勝負である。
一通りの学習が終わって基本的な知識は身に付いているはず。
知識に穴があれば、それもすでに埋めているはず。
だからどれだけ多くの問題を経験できるか、
が、年が明けてからの実力の伸びになる。
実力の伸びの他にも、
僕のようにそのままの英文が出題されるという偶然が起こることは稀だろうが、
数多くの問題に当たっていれば、似た問題が出題されることは大いにありうる。
また、数学に限って言えばまったく同じ問題が出題される例も多い。
あらためて言う。
今からは量の勝負である。
体調を整える、などと言って
年明けに学習のペースを落とす生徒が毎年いるが、
論外である。
むしろ学習のペースを上げるべきである。
数学については
すでに一通り説き終わった参考書・問題集は神棚に祀り、
初見の問題に数多く当たることを意識しよう。
さあ、ラストスパート。がんばりましょう。
KEY:[武田・数学・入試・受験・受験数学・大学]
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2010年01月04日 | 数学