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秋元講師

早稲田への現代文②



いよいよ今年もオリオン座が深夜0時に真南、中天にドッ-ンと登場しました。

このオリオン座が姿を消す頃には受験が終わって君たちの許に

合格通知が舞い込んでいることでしょう。

あともう少し、ガンバレってオリオン君がパワーを注いでくれているような

気がしませんか。

僕は2浪時オリオン君が心の友でした。

さて、続きです。




本文を紹介できないから説明にも限界があって

非常にもどかしいのですが、欲しい〈答〉は、

「絵画・写真」(X)と「映画」(Y)との対比から自ずと浮かび上がるでしょう。

「…絵画や写真の場合は、Xさまざまな視点から自由に眺めながら、みずからの

内面でゆっくりと対話することもできる
だろう。だが映画は(略)時間に圧倒されて

Yついにはひとつの意味しか見出せない危険な表現であり、ex.(二十世紀の

国家権力やコマーシャリズムが濫用し、悪用したの)も、こうした映画における見る

ことの死であったのである。」

→〈答〉「自由に個人が思考することを不可能にし、見る者に一つの意味しかもたら

さないという結果。」(ⅰ)



〈答〉を固めましたよね。では正解は何番でしょう?

んん??

ない??



そうなんです。標題に「早稲田への現代文」と掲げましたが、

早稲田の選択肢も予想した〈答〉(記述なら満点な答案)が存在しない

ことがままあるのです。

つまり〈答〉を確定する(ⅰ)という作業だけではダメな場合があるのです。

その際に選択肢を前にうろうろと考え込んでしまうのは厳禁。

混乱が深まるばかり。

現代文という科目はあくまでも本文を機械的に「整理整頓」する科目でした。

速やかに「本文」をより緻密に精確に整理し直すのです。(ⅱ)



結論を急ぐならば、「ひとつの意味にしか与えない」のは

「映画」のもつ「時間」のせいです。

この「時間」は精確には、a「フィルムのひと齣、ひと齣の動き」と

b「一時間、あるいは二時間と連続されて映写される時間の流れ」の

二つの要素があるのです。



選択肢④・⑤は論外として、①はbのみ、②はaのみであることに

卒然と気付きます。

① はex.を主張(定義)と取り違えているのでそもそも即死なのですが。

 よって正解は本文と何ら矛盾を孕んでいない③。

以上(ⅰ)(ⅱ)の作業を限られた時間でこなすのですから、

センター試験も実は大変な試験です。

現代文の作法がわかったら、あとは本番まで1題でも多く

過去問を解きまくることが最も有効です。



オリオン君には及びませんが僕もみんなの努力が

本番で報われるように祈ります。

次回は2010年の最新のセンター試験を速報で解析しようと思います。

あ、その前にちょっと早いですが、「よいお年を!」



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2009年12月14日 | 早稲田