トップ > 早慶・難関国立 合格の流儀> 英作文で気をつけたいこと(3)
前回に続いて英作文の話。このネタは今回で完結です。
前回は「『正義』ぽいことを書こうとする→論理展開が甘くなる→つまんない」
解答になるという話でした。
何を書いてもこういう解答になってしまう、という生徒さんはいます。
人柄が良い生徒さんに多い。ですが人柄だけでは合格できない。
ではどうやったらそれを回避できるか、ということになりますが、
これは簡単です。・・・
自宅での学習において、「賛成/反対」型の自由英作に関しては、
どちらの立場からも書くようにする
これだけです。
「正義ぽい解答」になってしまう生徒さんは、
「賛成/反対」の立場を決める際に
「正義ぽい」立場を選びがちになってしまうのです。
これを、「両方の立場から書く」という練習をすることで、
多角的な見方を鍛えていく。
そうこうするうちに
「どちらの立場を選んだほうが、論理的に書きやすいか」
という目も養われていきます。
「つーことは、自分が実は賛同していない意見も書けっていうこと?」
と思う人もいるでしょう。
その通りです。
「賛同していないこと」は書きにくいものですが、
何もウソを書けと言ってるわけではありません。
思考訓練として、「こういう見方もできるのではないか」
という姿勢を常にもっておいてほしい、ということです。
もちろん両方の立場から書くことが難しい設問もあります
2009年の早稲田大学国際教養学部の問題。
「A blind respect for authority is the greatest enemy of truth.
(権威に対する盲目的尊重は真理の最大の敵である)
という意見は正しいと思うか」
これなんかは「正しくない」という立場は取りづらいかもしれません。
ですが、職人さんの徒弟制のように
「権威に対する盲目的服従」が一定の効果を挙げる例はあるわけです。
また赤ん坊が言葉を覚える過程というのは
「両親という『権威』に対する盲目的服従」
という見方もできるかもしれない。
そのような作業の過程の中で、
「最初に正しいと思ってた『正義』ぽい立場は、
実は論理的とは言えないのではないか、現実的ではないのではないか」
という「常識を疑う態度」が養われていきます。
大学受験、というか「ものを考える」というときに
最も必要な態度とは
この「常識を疑う態度」なのではないかと思う次第です。
ではまた次回。
KEY:[尾形・英語・入試・受験・大学・早稲田・文法・英文・単語・英作文]
この先生へのリクエスト・意見など
☆お茶の水ゼミナールで国立・早慶GMARCH入試対策☆
2009年09月29日 | 早稲田