トップ > 早慶・難関国立 合格の流儀> 早稲田への漢文③
このブログは受験生だけでなくお母様方も見ていらっしゃるらしい。
というわけで告白するが僕の趣味は掃除です。
と言うと僕の日常を知る人は噴飯するだろうが本当だ。
中でもマイブームは箒。
掃除機にも一家言ある僕だったが、卒然と気付いたのだ。
どんなにテクノロジーの粋を集めようと、
電気代年間0円、静音性0db、軽量性、耐久性、収納性にも優れ、
しかもコードレスで吸引力も変わらない掃除道具は
実に箒ではなかったかと。
箒といっても用途によって種類は多様であるが、
僕が今愛用しているのは棕櫚(シュロ)箒だ。
次回「棕櫚箒の魅力」に続く。お楽しみに。
現実逃避しました。「早稲田への漢文」でした。
早く更新しろとの声に耳を塞いで早9月も終わろうとしています。
何を躊躇っているかというと、
「漢文」を横書きでやっていくのは無謀だということに今更ながら気付いたのです。
悩みました。
が、約束は果たします。続行します。
前回、書き下し文は「古文」だ、といいました。
純粋に「漢文」的な要素は少ないともいいました。
以下に今年の早稲田・文学部に出題された漢文の書き下し文を紹介します。
「返り点」さえ知っていれば容易に「書き下し文」に変換できるはずです。
「幸霊〔人名〕は、豫章〔群名〕建昌〔県名〕の人なり。性言ふこと少し。小人と群居し
て、侵辱〔はずかしめる〕せらるるも慍(いか)れる色無し。邑里之を痴と号す。其の父
母兄弟と雖も亦た以て痴と為すなり。時に順陽〔群名〕の樊長賓〔人名〕建昌〔県名〕
の令〔長官〕たり。百姓を発(つか)はして官船を建城〔県名〕の山中に作らしむ。1吏
令人各作楫〔船のかい〕一双。霊作りて未だ輸(おく)らず。或るもの之を窃む。俄にし
て窃む者心A死せんと欲す。霊之に謂ひて曰はく、爾(なんぢ)我が楫を窃むこと無
きを得んやと。窃む者応へず。頃(しばら)く有りて、愈(いよいよ)急なり。霊曰はく、2
若爾不以情告我者、今真死矣。窃む者急に遽(あは)てて、乃ち首(まう)して之を出
す。霊是に於いて之に飲ますに水を以てす。病即ち立ちどころに愈ゆ。行人此に由
りて敬ひて之を畏る。船成りて、当に下すべし。吏二百人を以て一艘を引かしむ。動
く能はず。方に人を益さんことを請ふ。霊曰はく、3此已過足。但部分未至耳。霊自ら
之を牽かんことを請ふ。乃ち手に楫を執り、惟だ百人を用ふるのみ。而して船去るこ
と流るるが如し。衆大に驚き怪み、咸其の神なるを称す。是に於いて名を知らる。」
どうですか。内容が掴めませんか。
もしちんぷんかんぷんだとするなら、
その原因は「漢文」の素養にあるのではなく、
「古文」と「漢字」の力にあるのではないでしょうか。
この場合の「漢字力」とは
「漢字一文字から二字熟語を連想する力」のことです。
たとえば、2文目の「性」は、
文脈から「性質」とか「性格」といった意味だなと連想する力です。
さて、次回具体的に設問を見てみましょう。もちろん箒の話も続けます。
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2009年09月23日 | 早稲田