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尾形講師

英作文で気をつけたいこと(2)



このブログに関して、励ましや質問など、

いろいろメッセージをもらっています。

やー、うれしいですね。どうもありがとうございます。



その中で、「早稲田の英語」、

特に長文問題や会話問題についていろいろ質問をもらっていますで、

近々まとめてそこらへんのことを書こうと思います。



前回の続き。




前回、自由英作文の添削をしてると、

「つまんない内容」のものが多いと書きました。

無論、採点者を楽しませるために英作をするわけではないのですから

面白おかしく書く必要はないわけです。



ですが、大学入試の解答としては

NGの「つまんなさ」
というものもあります。

僕の言う「つまんない」とはそういう解答のことです。



「『正義』ぽいことを書こうとする→論理展開が甘くなる→つまんない」。



添削をしていると、

「日本文化は世界で最も優れているので、その素晴らしさを世界に広めたい」と、

何の留保もなく書ききってしまう生徒さんがいます。



気持ちはわかる。

気持ちはわかるが、なぜ「世界で最も」と言い切ってしまったのか。

「ウチの味噌汁は世界で最も優れているので、

その素晴らしさを世界に広めたい」と思っていても、

それを口に出す人は少ないでしょう。

「そういうことは伝わりにくい」ということが

本能的にわかっているからです。

そう言い切るには「どう素晴らしいのか」「なぜ世界で一番なのか」

ということを例証しなくてはいけない。

「日本文化」にしても同じことです。



早稲田大学の法学部の問題を例に話します。

2009年のお題は「若者の行動は以前に比べ悪くなっているか?」

→「悪くなっている」と答えたら、

けっこう慎重に論を進めねばなりません。

反証がボロボロ出てくるからです

(寄席に落語を見に行くと、

携帯鳴らしたりおしゃべりしてたりするのは、

若者よりむしろ「以前に若者だった」中高年の方々のほうだ、

ということだってあるわけだ。まあそれはさておき)。



2007年のお題は「大学での外国語教育の是非」

→具体性を欠いたまま「日本は国際化社会だから英語は必要だ」的な

「正義ぽい」言葉の羅列で終わっていないか。

(そもそも「国際化社会」つーのは何なんでしょう。

個人的には日本での日常生活で

「英語使わないとコミュニケーションに支障をきたす」

という状況がどれだけあるのだろうかと思います)。



「正義ぽい解答」のあやうさ

というものを少し感じてもらえたでしょうか。



んじゃ、どうやってその「つまんなさ=論理の甘さ」を回避するか、

という話ですが、また次回。



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2009年09月23日 | 早稲田