トップ > 早慶・難関国立 合格の流儀> 失点を防ぐ・3
今回はいきなり本題から。
前回、前々回に引き続き、計算結果をチェックする方法。
概算チェック
チェックする方法の紹介の前に、
次の各例題を、図をかくだけで答えてほしい。
方程式やら積分は不要。
例題1:直線y=2x+1に関し、点(5,1)と対称な点の座標を選べ.
①(3,-2) ②(-3,5) ③(7,6) ④(-4,-7)
例題2:点A(0,1),B(1,-1),C(3,7)とする.
この3点を通る放物線と直線ACで囲まれる領域の面積を選べ.
①3 ②9 ③27 ④81
例題3:関数y=cos(πx/2) (0≦x≦1) のグラフとx軸で囲まれた領域を,
x軸の周りに回転してできる立体の体積を選べ.
①π/4 ②π/3 ③π/2 ④π
さて、答えられただろうか。
ちなみに例題3は計算して体積を求めるならば数学Ⅲの問題だが、
この4択問題なら数学Ⅲを履修していなくても解けるはずである。
例題1は、求める点が第何象限にあるのかは、
図をかけば一目瞭然なはず。
例題2
左の図が面積を求めたい領域。
右の図の三角形の面積はすぐに求まる。3である。
よって①は答えではありえない。
ほかの選択肢も、
三角形や長方形、平行四辺形の面積として見れば、
求める領域の面積とは図だけで大小の比較ができる
例題3
左の図が体積を求める立体。
右の円錐の体積はすぐに求まるだろう。
この円錐の体積は左の立体の体積より明らかに小さい。
右の図以外にも、
体積を求めたい立体を含む円柱などの体積を求めれば
どの選択肢が正しいかはすぐにわかる。
僕は君たちの能力を信じる。正解はわかるだろう。
だから、3問とも答えは敢えて載せない。
正しい答えを求めるにはしっかりとした計算が必要。
でも、ある値が「答として明らかに違う」ことを判断するだけなら、
図との比較や、概算値との大小比較で十分な場合も多い。
3回に亘り計算結果をチェックする方法4つ紹介した。
これで、計算ミスをしたときにその存在に気付くことはできる。
でも、ミスがあると知るだけでは、失点は防げない。
ミスの所在を突き止め、訂正をしなければならない。
次回はどこにミスがあるかを探すスキルについてです。
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2009年07月30日 | 数学