トップ > 早慶・難関国立 合格の流儀> 早稲田大学入試2009
長らくブログを休んでいてごめんなさい。
コメントありがとうございます。中でも12月に行ったイベント参加者から
ついにコメントが寄せられことはとても嬉しかったです。
今年も早稲田の入試が終わり結果も出揃いました。
お茶ゼミでは生徒から入試問題を提出してもらって分析の糧にするのですが、
目を通していると万感胸に迫るものがあります。
合格者だけではなく不合格者の解答も見ます。
名前は書かれていなのですが、書き込みからどれが僕の教え子かすぐにわかります。
いじらしいくらい習った通りに格闘している痕跡が刻まれた答案。
その結果合格していた場合はものすごく愛おしさが込み上げてきます。
国語は合格ラインを越えているのに何故か不合格になっている答案を見るとその子
の所に飛んでいってよく頑張ったと抱きしめてあげたくなる衝動にかられてきます。
一つ一つ手に取る度に僕の心はもみくちゃです。
その思いをまた次の受験生にぶつけていくしかないのでしょうね。
精進します。今年もよろしくお願いします。
さて09早稲田の国語のざっくりした感触を言うと、
2009年度はさらに全学部的に
「古文・漢文(中でも漢文)が易化して、相対的に現代文の重要性がより増してきた」
といったところです。
先日お茶ゼミで「都立生のための早稲田対策」というイベントが・・
・・あったのですが、そのときに用意した資料を一部抜粋して以下に紹介しますので、
参考にしていていただけたらと思います。
【文学部】
現代文2題古文1題漢文1題。計大問4題で時間は90分。
今年も変わらず。
漢文が必ず独立して出題されるのが文学部の一番の特徴だろう。
だからといって特別な知識がより必要なわけではない。
今年は特に易化している。ちなみに古文も易化傾向にあり、文学部だからと
いって古文漢文をそれほど警戒することはない。
相対的に「現代文」の重要性が増している。合格最低点は上がったのではないか。
【文化構想学部】
現代文2題現古融合1題。計大問3題で時間は90分。
文化構想学部の一番の特徴は大問1の現代文。
通常の現代文と近代期の文章が並列されて出題される。
ちなみに今年は1937年の文章だった。
見た目が珍奇であるからといって特別な対策が必要なわけではない。
また現古融合問題だが、これも単に古文のウエイトが減ったとみるべきだ。
確実に文学部よりも合格しやすい。
【商学部】
現代文1題古漢融合1題。計大問2題で時間は60分。
最も早稲田国語らしいスタンダードな問題を出している。
早稲田らしさの一つに「融合問題」が挙げられるが、
融合問題とは単に「抱き合わせ」に過ぎない。
決して特別なテクニックや漢文知識を要求しているわけではないので
敬遠するのは勿体ない。今年は小問に1題のみで、しかももはや漢文
とはいえないただの「常識問題」と化している。
【法学部】
現代文2題古漢融合1題計90分。
商学部に較べ現代文が1題多く試験時間もプラス30分からも分かる通
り法学部は「現代文」が肝である。
早稲田全学部の中で最もハードで美しい現代文を出してくる。
また100字以上の論述を要求するのも法学部のみだ。
東大・一橋大を意識しているに違いない。
ともあれ「現代文」を極めた受験生は是非挑戦したい学部だ。
【政治経済学部】
現代文2題古漢融合1題計90分。
形式的には上記の法学部と同じだが実質はかなり異なる。
現代文のうち1題が100年ほど前の文章が採用される。
今年は1922年であった。だが特別な対策が必要なわけではない。
寧ろ平易で何故政経学部が出題し続けるのかがわからない。ち
なみにもう1題の現代文は以前早稲田第一文学部の小論文で
既出の文章を用いていた。
【教育学部】
現代文2題古漢融合1題計90分。
今年に関しては政経学部と傾向が酷似した。
昨年度政経学部に出題されていた100年ほど前の作家岡本綺堂が
今年の教育学部にも採用。
また昨年度は漢文が独立だったが古文と抱き合わせになっている。
教育学部は年によって難易度にブレが出易い傾向がある。
よって他学部の過去問にも当たって経験値を高めておきたい。
【社会科学部】
現代文1題現古融合1題60分。
全て選択式で今年に関しては漢文が課せられていないことからも分かる
通り早稲田の中では平易である。
「何が何でも早稲田」という受験生は昔から多いが是非押さえておきたい
学部である。
【人間科学部】
現代文2題古漢融合1題90分。
社会科学部同様全て選択式。
融合問題を出したり脱落文挿入問題が出たりと形式的には早稲田らしさを
踏襲してはいるが至って平易。
マーチ系と同等か場合によってはマーチよりも合格しやすい。
それだけに一層の基礎力の徹底が重要になってくる。
【スポーツ科学部】
現代文2題古漢融合1題計90分。
人間科学部よりさらに平易。
活字のポイント数(字の大きさ)さえ違いビジュアル的にも取っつき易さを
感じさせる。
現・古・漢オールラウンドな鍛錬は必要だが、あとはケアレスミスをしなければ
十分狙える。早稲田の最初の練習問題としてもいいのではないか。
【国際教養学部】
現代文2題古文1題60分。
全て選択式。
この学部は入試問題も学部自体の有り様も早稲田の中では特異。
まず現代文のうち1題が小説文である。今年は夏目漱石であった。
もちろん国語を課してくる以上最低限の鍛錬は積まなければ合格する
わけもないが学部名からも分かる通り「英語」が一番の合否に関わる
要素である。
KEY:[09早稲田入試問題・国語・講評・現代文・古文・漢文・
現古融合・古漢融合・易化・解答時間・学部別特徴・合否・
合格最低点・合格答案]
2009年03月14日 | 早稲田