志望理由書前半の構成。
志望理由書の前半の構成は
① 志望理由(研究したいこと)の概要
② ①に至った高校時代などの経緯・経験
③ ②での気づき、考え方
が一般的です。それでは最近人気が急上昇中の
法政大学キャリアデザイン学部に合格した志望理由書を見てみましょう。
(私は、これはSFCに合格できるレベルだと思いますが・・)
「私は自分の人生を設計していく上で最も影響を与えるのは、親の存在であ
ると考える。
なぜなら、親は子どもの行動を制限することができるからだ。子どもの意見を
尊重することは、子どもが自由な発想で物事を考え、実行する際の重要な過程
になると考える。
よって、親が子どもの意見を主体的に捉える事で、子どもが自ら考え選択でき
るようにする学問、親学を作りたい。これが私にとって人生設計を支援する理
想的な方法だからだ。」
これが志望理由の概要ですね。
誰に対して(WHO=対象)誰が(WHO=実践者)が何のために(WHY=目的)何を
するのか(=WHAT)がはっきり書いており、非常に明確ですね。
もし、
ここに特徴的なネーミングや固有名詞があるとより良いと思います。
(親学におけるキャリア支援など)
「このように考えたきっかけは、私の家庭環境だ。代々医者家系で両親は私に
医者になる道を押し付け、やりたいことに聞く耳をもたなかった。両親は一生
ものの資格を持つことが経済安定につながり、それが子どもにとっても一番い
いことであるという固定観念を持っていた。
確かに両親としては経済安定が安心につながることはわかる。
しかし、私に押し付けても全くやる気が起きなかった。
そのため、私は自分の意見を言わずに諦め、両親と将来のことを話す機会を避
けてきた。押し付ける教育がよくないことは、中高と続けたダンス部で学んだ。
ダンス部に入った当初、ダンスの経験者が未経験者の意見を無視し、制作さ
れたダンスを踊っていた。未経験者は従うことしかできず、部員達は分裂し、
ダンスがそろわなくなってしまった。そのため、私は互いに意見を言い合い、
相手を理解する必要があるのではないかと考え、全員が平等に意見を言い合う
場を設けた。これにより、全員で話し合いダンスを作りあげる方が互いに嫌な
思いもせず、より良い案が出ることがわかった。そして各メンバーの本音を知
り、深い人間関係を築くこともできた。また、他者との比較から自分を理解し、
自分の力が最大限に発揮できる役割を知り、行動することができた。
この結果、ディズニーランド・ミュージックフェスティバル・プログラムの
オーディションに合格し出演した。
これらの経験から、押しつけることは人の個性を潰し、やる気を失わせてしま
うこと、平等に言い合うことは一人一人のやりがいにつながることがわかった。
このことをより確信させたのは、保育ボランティアを行なった時であった。
両親の教育方法から、園児の気持ちを考えず、年上だからと言って接すること
はよくないと考え、問題が起きたら園児の話を聞き、一緒に原因を探り、解決
法をアドバイスするようにした。すると園児たちは納得し、素直に言うことを
聞いてくれた。この経験で、どの年齢を対象としても相手の話を聞くことは相
手を知るだけでなく、その人自身の考えを整理し、解決する際の手助けになる
ことがわかった。」
ここでは、
Before=自分が今まで考えていたこと
Happening=考える変えるような出来事
after=変わった考え方
そして、
気づき=経験を通して学び、変わった、成長した自分なりの考えが書いてあり、
志望理由につながりそうな感じがしますね。
親に押し付けられた自分はやる気がわかなかった。
部活で後輩に命令しても聞かなかった。でも、部員の話を聞いたら納得して動い
てくれた。人は押し付けでは動かない、皆で納得共感したものは皆で動くんだと、
いうことが分かります。
このように志望理由書の最初の段階で志望理由の概要について記述し、自分の
経験や実績を語るなかで、志望理由につながりそうな「導線」を見せておくと
入試担当者を納得させることができます。
このように志望理由書の前半には
① 志望理由(研究したいこと)の概要
② ①に至った高校時代などの経緯・経験
③ ②での気づき、考え方
を記述し、それから
④の問題意識へ移りましょう。
次回は志望理由書の後半について考えましょう!
めざせ一次突破!
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