幼児期に育てておきたい一番大切なことは、「学ぶことを楽しむ意欲」です。
この番組の知育コーナーは、「言語」「数量」「図形」「論理」など幅広い分野のテーマを映像と音を通して、楽しみながら学んでいただける内容となっています。各テーマの内容は、お子さんが何度もご覧いただけるように繰り返し放送する予定です。

お茶の水女子大学大学院修了。専攻は発達心理学。視聴覚教育メディア設計、認知発達支援を専門とする。フジテレビの幼児教育番組「ひらけ!ポンキッキ」の心理学スタッフ、文教大学人間科学部講師などを経て、現在チャイルド・ラボ所長。「日本子ども学会」運営委員。
三角形と四角形。形の特徴に着目して、仲間分けをしてみましょう。

三角形と四角形の仲間分けをします。形の特徴をとらえて、向きや大きさが違っても三角形の仲間同士は共通性があることを学びます。四角形も、身近に多種多様な四角形がありますが、同じ四角形の仲間とみなせることが大切です。図形の理解は、さまざまな形の平面図形や立体に実際に触って動かす経験を通して、深まってゆきます。身のまわりにあるものを使って、三角形や四角形などの、形の仲間分けをしてみるのもいいですね。
正面から見えない部分にも着目して、積み上げられた積み木の個数を数えてみましょう。

お子さんが立体を見るとき、正面から見える様子に気をとられて、裏側に隠れている部分があるのに気づかないことは、しばしばあります。幼児にとって立体図形を見るとき、視点を移動してイメージするのは、かなり難しいことなのです。実際に、立方体の積み木を使って、積み上げた積み木の個数を数えたり、見る角度を変えて、見え方を確かめたりする経験がなければ、隠れた積み木を想像することができません。こうした積み木遊びを繰り返すことで、構成された積み木の全体像をイメージし、立体図形を頭に浮かべることができるようになるのです。
2つの数を合わせるといくつ?足し算の基礎となる数の合成に挑戦してみましょう。

「ある数とある数を合わせるといくつになるか?(数の合成)」を学びます。数の合成は、小学校の算数で学ぶ「足し算」の基礎になります。実際に身のまわりのものを使って、「こちらのお皿にみかんが2個、もうひとつのお皿にみかんが3個あるね。2つのお皿のみかんを全部、大きなカゴに入れようね。みかんは合わせていくつかな?」など、お子さんに声かけをしてみてもいいですね。
見る角度によって違うかたちに見える立体の特徴を見つけてみましょう。

立体は見る角度によって様々なかたちに見えることを学びます。円柱と四角柱の2つの立体を様々な角度から見比べて、それぞれの立体のかたちの特徴を見つけてみましょう。実際に、身のまわりにある立体物(トイレットペーパー、牛乳パックなど)をお子さんと一緒に上から見たり横から見たり、いろいろに動かしたりして、どのようなかたちに見えるか観察してみてください。
「きしや」と「きしゃ」、「あくしゆ」と「あくしゅ」のように、「や」と「ゃ」、「ゆ」と「ゅ」の読みの違いを学びましょう。

ひらがなの「しゃ」「しゅ」のような拗音の読み方を学びます。「きしゃ」の中の小さい「ゃ」のように、小さく「ゃ」「ゅ」「ょ」と書いても「ヤ」「ユ」「ヨ」と発音しないことは、お子さんにとっては難しいことです。おうちのかたが実際に「きしゃ」「あくしゅ」などのひらがなを書いてみて、文字を指さしながら一緒に声に出して読んでみるのもいいですね。
似ているけれど違うひらがな「め」と「ぬ」。どこの部分が違うか着目してみましょう。

お子さんにとって、「め」と「ぬ」のように、似ている字形は区別がつきにくいものです。似ている字形同士を見比べて、どの部分が違うかを学びましょう。ひらがなの字形の違いを見分けることは、ひらがなの「読み」だけではなく、「書き」の力の土台にもなります。
「ぶ」「ぷ」「ぼ」「ぽ」の点や丸の有無と音の違いに注目しましょう。

ひらがなの濁音・半濁音の読み方について学びます。「ぶ」「ぷ」や「ぼ」「ぽ」のように、濁点や半濁点などの点や丸を付け加えると音が変化することに気づかせてあげましょう。ご家庭での応用としては、おうちのかたが紙に「は」や「ひ」などの字を書いて、そこに濁点や半濁点を付けて、お子さんが声に出して読むことをゲーム感覚で楽しんでみるのもよいですね。
宇宙人と円盤、どちらが多いでしょう。それぞれ1つずつ対応させて確認してみましょう。

「1対1対応」とは、ふたつのグループから、ひとつずつ取り出してペアにしながら、どちらが多いか比べることです。数を知らなくても多少判断ができる基本的な方法で、日常でも使われています。(例えば、運動会の玉入れでは、入れた玉を赤組と白組で、同時にひとつずつ対にして取り出し、玉の数を比べます。)ご家庭でも具体的なものを使って「どちらが多いかな?」と声かけをし、「1対1対応」を実践してみましょう。
ひらがなの小さい「つ」(促音)の読み方について学びます。
大きい「つ」と小さい「つ」の発音の違いを意識しながら声に出して言ってみましょう。

「なっとう」の中の小さい「つ」のように、つまって聞こえる音を「促音(そくおん)」といいます。小さく「つ」と書いても「ツ」とは発音しないので、「なっとう」「せっけん」などの表記に注意しながら、声に出して読んでみましょう。
一列に並んだ5人の宇宙人。円形に並んでも5人。ばらばらになっても5人。

「数の保存」とは、ものの個数を理解する基礎として大切です。例えば、「5個のアメは密集して置いても、ばらばらに広げて置いても、5個という個数に変わりはない」ということの理解は、ものの個数の理解へとつながります。
「数の保存」をしっかりと学ぶことは、将来の計算力の土台となります