助産師の部屋

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世界の助産師

2013年11月20日(水曜日) 日本看護協会

みなさん、こんにちは

 

 前回までは、日本の助産師の歴史をご紹介しました。

 日本以外の国の助産師は、どのような活動をしているの

でしょうか。

 今回はそのご紹介です。

 

   諸外国においても、女性の出産を助けてきたのは、

やはり女性でした。

 ヨーロッパにおいては、紀元前から妊婦の出産を励まし、

手助けする女性たちの存在が史実から確認されています。

 

 イギリスでは13世紀には、女性の職業として、すでに

助産師が存在していたことが分かっています。

 そのイギリスでは、1980年代に妊娠・出産ケアへの

見直しがなされ、助産師の価値が再確認されました。

その結果、健康な女性の正常な妊娠及び出産においては、

助産師が主たるケアの提供者として最もふさわしいと

されました。

 イギリスでは妊娠が判明すると家庭医を受診し、助産師を

紹介されます。

 妊娠中も、妊婦は近くの助産師と家庭医の協力の下で、

妊婦健診を受けられるようになっています。

 

 オランダでは、看護師養成コースとは別の教育課程

(4年間)で助産師が養成されており、その助産師が

中心となった自宅での分娩が残っています。助産師は、

市民が望む自宅での分娩という、伝統的で自然なお産を

支援しているのです。

 

 また、イギリスやオランダでは、助産師の役割・地位も

見直され、一定の薬の処方や会陰縫合等の医療処置も

助産師が行っています。

 このように、同じ助産師でも国によって、教育制度、

役割等が異なります。

 

 そのため、助産師同士が、国を超えてお互いの知識・

情報を交換し、必要な技術・知識の向上を図ることは、

世界中の女性が安心して妊娠・出産し、健やかな

生涯を過すための支援として欠かせません。

 

 現在、助産師の国際的な団体として、

国際助産師連盟(ICM)があり、世界98ヶ国と地域から、

107の助産師団体が加入しています。  

     図1.jpg

 

  ICMは、世界中の母親、乳児、家族へのケアを向上

させるために、助産師の教育を高め、技術と科学的な

知識の普及をはかり、各会員協会から自国政府への

働きかけを支援し、また、専門職として助産師の役割の

発展を推進しています。

 

 日本からは、日本看護協会をはじめ、日本助産師会、

日本助産師学会の国内三つの団体がICMに加盟して

います。

 

 現在、その三つの団体が協力し、2015年の夏に

ICMアジア地域会議を横浜で開催するための招致運動を

行っています。アジア各国の助産師と日本の助産師が共に

意見を交わし、お互いの現状や実践を学び合うことのできる

大切な会議です。

 来年、チェコ プラハで開催される会議でプレゼンテーション

を行い、そこで承認されれば日本での開催が実現します。

 

 日本の、そしてアジアのママと赤ちゃんのために、日本での

開催が実現することを、ぜひ、応援してください。

 

 詳しいことは、こちら↓

http://www.icmaprc2015.org/をご参照ください。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

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