女性が教える ママと子どもの健康BLOG

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    積田 綾子先生

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    長尾 公美子先生

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お耳トラブル〜浸出性中耳炎に注意〜

2017年07月05日(水曜日) 00時00分 積田 綾子

夏!!

プールの季節がやってきました(^^♪

うちは親子ともどもプールが大好きで毎年この季節を楽しみにしています。

 

今回のテーマは、以前にもとりあげたと思うけれど

『中耳炎』

なんでほっといてはいけないのか!(^^)!

うちのばあいはプールが一番の理由だったりするのですが(*'▽')

中耳炎には、急性や、慢性、滲出性なんていう呼び方があります。

 

今回は滲出性に焦点をあてて。

このおうちの方向けの説明は画像がわかりやすくておススメ。

小児浸出性中耳炎診療ガイドライン

小児科で診療していると、とくに滲出性は、放置している人も多そうな気が...

急性中耳炎はみんな治したいから病院に行きますもんね(;´Д`)

(付随して副鼻腔炎も放置されている気が...副鼻腔炎については以前書きましたね。)

 

耳の改善を確認しないまま、途中で診療をやめてしまった場合や、滲出性で何か月も抗生剤を飲んでいる場合は、治療法や見通しついてみてもらっている先生に一度確認し、全体像を把握することも必要でしょう(^_-)-☆。

 

例えば、乳突蜂巣っていう、換気装置みたいなところがずっと水浸しになることを想像してみてください。

機能を果たしきれない耳ではよく聞こえない。

聞き返しが多くなったり、小学生は授業で集中力が保てない。

成長期であれば、耳の発育も悪くなる。

もっと小さなお子さんでも、言葉が遅いかなと思っているお子さんなんかは必ずチェックが必要です。

音の認識は言葉の重要要素だからです。(言語獲得期で、言語が遅れている可能性があるお子さんの聴力検査は、通常の聴力検査基準では判断できないことがあります。なんといってもどんな音があるのか脳が認識する時期ですから。その場合は発達を診る先生や、言語聴覚士にその検査結果を見ていただくといいでしょう。ほかの検査が必要なこともあります。)

 

夏休みは飛行機に乗りますか✈?

最近の日本は猛暑だからプールや海、川に行く人は多いでしょう(*^^)v。

旅先で、お耳トラブルにならないように、夏休み前にお耳の確認、行っておきましょうね(^^♪。

 

舌小帯について

2017年06月23日(金曜日) 00時00分 川崎 万知子

皆さんこんにちは。

今日は舌小帯についてお話してみようと思います。

舌小帯というのは舌の裏側中央から下の前歯の裏近くの歯肉に伸びている筋の事を言います。

この筋は新生児の時には大人よりも厚く短いのですが、子供の成長と共に舌が大きくなる事で次第に長く引き伸ばされていきます。

この筋の成長による変化が起きにくく、短いままでいると舌小帯短縮症という事になります。

かつて舌小帯短縮症は母乳育児のために手術の対象となっていた時代がありますが、その医学的根拠はなく現在では積極的には行われていません。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因になると主張するグループもあったようですが、そちらも様々な調査や文献からその予防のための手術の正当性は認められていません。

舌小帯が短いとタ行、ナ行、ラ行、の発音(構音といいます)があいまいになる傾向がありますが、構音能力の発達完了期の5歳頃になってもなお構音障害がある場合には手術等を検討する必要があります。

構音障害の他に食事が上手くいかないといった機能障害も見られ、いじめや劣等感などの原因が疑われる場合には比較的早期(3-4歳)に手術の検討をする場合もあります。

3歳以降に構音や摂食障害の心配があるようでしたら小児歯科専門医に相談してみるとよいでしょう。

根っこを見直す

2017年06月07日(水曜日) 00時00分 積田 綾子

こんにちは!

夏を感じる今日この頃、いかがおすごしでしょう?

ビールが値上がりしたとはいいつつ、外食を楽しむ人の姿が以前より多く、街に活気が戻ってきたところもちらほらありそう(o^―^o)

外食だけでなく、キャンプ、お祭りなど、少しコミュニティーでアクティブに動いていみるのも楽しい季節ですね。

 

さて、今日は、せっかくアメリカに行って勉強してきたので、大事だなあと思った治療に関する概念を一つお伝えします。

 

みなさん、病気になったことがないかたっていますか?

おそらくいないのではないかと思います。薬品を全く使ったことのないかたは?

これもかなりの確率でいないのではないでしょうか?

 

私たちは医薬品の恩恵を多大に受けている。

これは事実だと思います。

では、仮に診断が正しいとして投薬で調子が良くならないときにどうするのか?

ここで、どんどん投薬が重なっていって逆に不調になるケース、実はあると思います。(注)もちろん投薬が仕方ない場合があるので自己判断で処方をやめたり絶対しないでね!)

これを一歩引いて、その人間をみたときに、人間が木だとすると、もっと根っこの部分、環境、栄養や、運動、睡眠、ストレス、関係などに実は原因があるのではないか?

と戻ってみてみることが大事。

 

この概念は

The Functional Medication Tree

といって、近年アメリカでよく議論されるようになってきたものです。

詳しくはこちら

木の葉っぱが元気がないとして、葉っぱを治すのが病院の診断とお薬。

でもそれでも治らないときは、木の根っこをみてみる。

根っこに問題があればそこに水をやる。

例えば栄養が悪ければ栄養を。

そうすると木自体が元気になるので病気が治りやすくなる。

すごく理にかなっていますよね。

アメリカでは医療費は日本よりも切実な問題なので、こういう議論も起きるのでしょうが、実際こういう考え方をすると、学術的にも医療費が安くなって、個人個人にあった治療がしやすくなるのだそう。

ドクター中心でなくて患者さんからみた治療になります。

 

例をあげると、気分や行動なんかに関する薬は、脳内のドーパミン、セロトニンなんていうのをいじるのだけれど、一つの成分が脳内で上がったからって、それがダイレクトに効くこともあれば、人によっては治療によってたくさんの競合する脳内のホルモンやら因子がいりみだれて不快になることもあるので、まさにこの考え方が重要。

こういうお薬はだれもが1+1=2ってことにはならない。

効く人はいいのですが、個人差大( ゚Д゚)

症状と診断だけでなく、その人の根っこは何か?

これをみて治療すれば、風邪の治療でも、体重や身長の治療でも、生活習慣病でも、難しい病気でも、薬品の恩恵をうけながら、自分に合った適切な治療が可能になってくるのではないかしら(^^♪

 

実際アメリカでは、イライラや、行動の問題でも、投薬だけに頼らず、食と便秘や栄養不良、運動、水分補給など(その人の根っこ)から見直して、そのうえで投薬をしている病院があって、それがびっくりするぐらい実際のイライラや行動を改善していましたし、薬の効果も出やすいようでした。

より自分らしく暮らせるっていいことですよね。

投薬が多いな?

投薬しても治りにくいな?

と感じたら先生に根っこへのアプローチもご相談してみることも大事なのかもしれないですね(^_-)-☆

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