女性が教える ママと子どもの健康BLOG

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「 2015年4月」のアーカイブ

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ピルにも自費と保険が~

2015年04月15日(水曜日) 22時10分 江澤 佐知子

こんにちは!

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桜のシーズンになると、新年度のはじまり⇒背筋がピンッ! 気持ちが引き締まる思いが学生時代から抜けない私です。

うちの双子くんたちも揃って人生初めての桜を眺めていて、とても感慨深いです。

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さて、

「避妊目的の'ピル処方'のときにがん検診も自費になるからまた違う日に来院して検査してください」

はなぜでしょう??

 

 

ひとつの病気の治療に対して、保険診療(=2.3割を支払う)と

自由診療(=全額支払う)のを併用することを '混合診療' と呼びます。
たとえば「Aの治療の部分は保険がききます、Bの治療部分は保険がききません、という治療なので自費で支払う」というような具合です。

そのために保険のきかない治療(=たとえば避妊目的のピル処方)を受けるときには、検査や診察料など本来は保険がきく部分も含めてすべてが自由診療扱いとなり、全額自己負担しなければならないのです。

もちろん、同じピルの処方でも、子宮内膜症などの治療の目的では保険治療になったりするので、その場合には保険が使えるから子宮がん検診やも保険扱いになったりするのです。

(複雑ですね!)

 


日本にはいつ、どこでも、誰でも、病気になったときに医療費を気にせず平等に医療が受けられる制度(=国民皆保険)があります。

「自費の診療は全額自己負担」ですから、自費診療の割合が増えると

患者さんの出費が増えるだけでなく、次第にゆとりのある人だけ高度な医療を受けることになってしまう?

という危険があると考えられるから混合治療は禁止なのです。

 

そんなわけで、メインの来院目的が自費なら検査も自費・・たとえば原則ピル処方は子宮がん検査も自費、や

不妊治療はその最たる例です!

 

また、市や区の子宮けいがん検診無料券と日常の保険診療(=病気の治療)が一緒にできないことがあり、保険診療(治療)を受けたいので無料券を使わずに、

保険診療(保険はきくが2.3割は負担)で治療と検診を選択する方も少なくないのです。

 

'自費治療の日'はまた別の日に'保険診療の日'のための再来院する時間セーブをとるか、お金をセーブするか。。悩むところですね!

 

お産や不妊治療など、産婦人科ではこういった混合診療がとても多く存在していたという特性があり、とても厳しいルールが存在しているのです。

よりみちからの学び

2015年04月01日(水曜日) 00時00分 積田 綾子

こんにちは(^^)。

ちょうど桜の季節になりました。

新入学、新入園、新学期にむけて期待と不安の入り混じった季節ですね(*^_^*)

 

私も4月よりメインの職場が都内の療育センターに変わります。

同時に別途、以前ご紹介したハーバードの先生お墨付きの運動療育に力を入れていきます。

 

発達障害児に対してこの療育は行われていますが、肥満、うつ他、様々な困難な事態に効果があることがわかっています。

理論と心拍の上げ方は以前おつたえしました。

 

今回は実際の現場をちょっとご紹介しますね。

 

療育士たちは、その時々で、常にフレッシュな療育を心がけています。

屋内での両方の内装はいたってシンプル。

使用する道具は足台やマーキングのテープなど、ごくわずかで、集中力をそがず、かつ創造性をはぐくむようにしています。

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先生の体自体をよく使います。

 

療育士が壁や床にテープを貼って、最初の有酸素運動から体幹の鍛錬など、どんどんゲームのように様々な運動へと発展させていきます。

おちつけない子供たちを相手に療育士たちは本気です。

 

子供の先回りをし、子どもを飽きさせないものすごい体力と表現力。

 

1ゲームクリア毎にこどもたちと本気の本気で喜び、喜びの感情を伝えます。

 

他人と笑うことはないと思っていたお子さんが、2ヵ月もするとちゃんと顔と体で喜んでいる。

 

親御さんの驚きが想像できるでしょうか?

 

ご苦労されてきた親御さんの良い変化も当然みられます。

 

発達障害があろうとなかろうと、子どもは遊びから学びます。

 

そこから、小さな社会を学びます。

 

発達障害に対する薬物療法と運動療法の違いはなんでしょう?

 

薬物療法:もちろんいいこともあります。が、予期せぬ症状がでたりすることがあります。

それは体が、外来のもの(薬)を抑え込もうと反応したり、うつと思いこんでいたものが違う状態であったり、かなりの専門的知識がある先生であっても、経過を100%予測できることはないからです。

 

運動療法:運動で脳を育てる脳の肥料BDNFを自らがつくります。自分がつくったBDNFなので、身体の中で変な反応はしません。運動(本気の遊び)をしながら療育士からの次々課題をクリアする中で、特に屋外の活動では仲間との関わりができ、自然とルールを学ぶことができます。ふだん指示の入りにくいお子さんも五感を使って、体幹を鍛えて、この間に、脳の中ではどんどん神経回路がつながっていくのです。

 

この療法のテーマは

 

よりみち

 

何度も言うように子どもは遊びから学びます。

本気で遊んだことが、発達障害のお子さんに大いにいいとすれば、

実は発達障害がないお子さんにも多大な効果を与えます。

 

日本の子供の体育や遊びが、こんな感じになれば、きっと発達障害児も健常児も関係なく子どもたちは知らず知らず協調性と思いやりを学ぶでしょう。

いろんな個性の中で、失敗しても、やりなおせればいいと体感していくでしょう。

 

神経細胞の成長を妨げる慢性ストレス(ちょっとしたストレスでなく、慢性が悪いのです。)

をコントロールでき、脳の肥料BDNFが上がり、神経回路が発達することでその子の将来の可能性が広がります。

 

この「よりみち」が子どもたちのすくすくに確実に役立ちそうで、証明すべく今年は地道にこの運動療法のデータをとってみようと思います。

 

ぼやけてるけど、イメージだけ。

ちょこっとお写真を載せておきますね(*^_^*)

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たまのイベントの本気の療育アート(ダンス)も!

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この療育士たちは本当に子どもが大好きです。

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