女性が教える ママと子どもの健康BLOG

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日焼け後の対策

2014年08月20日(水曜日) 00時00分 長尾 公美子

皆さま、暑い夏をいかがお過ごしでしょうか?


私は楽しい夏休みを終えたばかりです。


子供と海や山で一緒に過ごしていると

子供時代をもう一度経験しているような素敵な気持ちになれますね。

でも子供と一緒だとどうしても日焼けしてしまいます。


旅から帰ると小さなシミが増え、頬がぼんやりとくすみ、肌ざわりが悪くザラつく、そして笑った顔が何だかシワっぽい...

皆さま、夏休みを終えてそんな変化はありませんか?


これは日焼けによる急速な肌の変化です。
放置すると後戻りできない老化症状になってしまうので、少しでも日焼けした方やこうした変化に気付いた方は、早めのお手入れを実践して下さい。


日焼けによる赤み、シミ・くすみ、毛穴のざらつき順に

日焼け後のお手入れ法をお伝えします。


まだまだ間に合います!


1、日焼け後の赤み
日焼け後の赤みはサンバーンと呼ばれる紫外線(特にUVB波)による軽いやけど状態です。
反応が強いと腫れたり水疱形成し、痛みを伴います。

ピークは12時間~24時間。

とにかく冷やして炎症を早く鎮めることが大切です。

炎症が長引くと肌タイプによっては色素沈着が長く続いたり、皮膚が肥厚してくすみやシワといったトラブルに繋がります。
赤みが少ないなと感じても、火照りを感じたらある程度治まるまで冷やして下さい。
後の影響が違ってきます。

また水疱や痛み、腫れが強い場合は自己ケアで完結させずに皮膚科を受診しましょう。

赤みがある場合のスキンケアはとにかく肌に刺激が少ないケアを意識して下さい。
炎症状態の肌はいつもより刺激に敏感です。
刺激の少ないローションをたっぷり使って、水分が少なくなりがちな炎症状態の肌を保湿しましょう。
ピーリングが習慣になっている方は、しばらくケアをお休みして下さい。


2、シミ、くすみ
日本人の多くが日焼け後赤くなって黒くなる、もしくは日焼け後赤くならずにすぐ黒くなるスキンタイプです(Skin typeⅢ~Ⅳ)。
この黒くなるサンタン(sun tans)反応が強いタイプの方ほど、日焼け後シミ・くすみが気になると思います。


まずは日焼けする前に

・肌タイプに合った日焼け止めを選ぶ

・日焼け止めをたっぷり使う

・時間が経ったら塗りなおす


この3つはとても大切なのですが、すでに日焼けしてしまったらもう諦めるしかないのでしょうか?

いいえ、そのような心配はありません。サンタンは丁寧なケアで回復します。

基本はしっかり保湿して、肌を早く健康な新陳代謝に戻してあげることが最も大切です。
新陳代謝を高めることでメラニンの排泄が高まり、元通りの肌色に戻るのが早くなります。

そもそもサンタンは何ヶ月か時間を掛けて自然に回復するものです。

新陳代謝が高い子供は真っ黒に日焼けしても秋冬にはすっかり白くなります。

元々色白なのに、年々肌色がくすんできた方は、年齢と共に新陳代謝が衰えて角質が厚くなりメラニンが溜まった状態かもしれません。

厚くなった角質をケアし、しっかり潤いを与えることで、長年のくすみさえ回復します。
ただし、ピーリングなどの新陳代謝を高めるケアはやりすぎると肌を痛め、炎症を引き起こします。
ほどほどにケアしましょう。


基本の洗顔と保湿がしっかりできていることを条件に、ビタミンCや美白作用のある美容液を使用して下さい。こうしたケアには即効性はありません。丁寧にケアして、少しずつ回復するのをじっくり待ちましょう。


3、毛穴のざらつき、黒ずみ
皮脂でテカっていたはずの鼻や頬の毛穴が、突如ザラつき、頑固な鼻の黒ずみが取れない、こうした症状も日焼け後現れます。

頑固な毛穴の黒ずみも、頬の毛穴のザラつきも、過剰に分泌された皮脂が酸化したものです。
強い紫外線のもとで毛穴開口部が乾燥すると、酸化が進み硬い黒ずみができます。

これは意外と奥深く詰まっているため、簡単には除去できません。
毛穴の汚れを毎日きちんと落とすだけでなく、毛穴の中まで潤いを与えて柔らかい状態にし、汚れを取れやすくすることで少しずつ改善します。
あまり大きい場合や数が多い場合は美容皮膚科に相談して下さい。

黒ずみは放置すると健康な皮膚を傷つけて、結果として開いた毛穴を作ってしまうので、小鼻のまわりも丁寧にケアしましょう。

紫外線による影響こそがシミ・くすみ・しわなどの老化症状の原因となることが分かっています。
毎日のスキンケアで老化は予防できるということです。


日焼け後の影響は長引きがちです。
急速に乾燥しはじめる秋に症状を悪化させないようこの時期のお手入れを大切にして下さいね。

起立性調節障害(OD)のおはなし

2014年08月06日(水曜日) 00時00分 積田 綾子

こんにちはー(^^)つみたです。

夏休みですね~!

どうしていますか?

わたしは5歳の娘とグアムに行ってジャングルツアーをしてきましたヨ!

偶然(!)自衛隊の方々と一緒になったので、大人向けのワイルドなコースに変更でしたが、急斜面、崖の上からの絶景、最後は娘をおぶって洞窟の水のなかを進み、洞窟の天然プールで泳ぎました。
身長が足りずやむなくおぶった場面以外は娘は「自分で歩く!」と全行程制覇し、とってもいい経験になりました。


今日はODのおはなしです。

「OD???」


起立性調節障害のことです。

自律神経が関係します。

猛暑のせいか重い症状が出る子が多くてテーマに選びました。

自律神経は交感神経と副交感神経から構成されています。
これは多くの臓器に分布します。
ODは血圧や心拍、消化など体の機能のON、OFFの調節とかかわる自律神経の機能がちゃんと働かないっていうイメージでしょうか?


さてどうなると思います?

立ったり時に座っているだけで血圧、脈拍がちゃんと働かなかったら?

立ちくらみ、失神、動悸、倦怠感、頭痛、朝がつらくて学校にいけない→不登校などなどいろんな不調が出るのです(´・ω・`)

実はこの不調はだるくって朝学校行きたくないことが多く夜元気だったりして「怠け者」「仮病」なんて言われてしまうことも多くて疾患として理解されないこともあります。


人間は立っていてもちゃんと血液が足から頭まで循環できるような機構がはたらいています。下肢の血液を上にあげるにはこの機能が大事。でもODはそれがうまくいかない!

立っただけで頭に血が廻らなくなったら、具合悪くなりそうでしょ?

上記の不調を思春期前後のお子さんが訴えるとき、よーく観察してみて。


ODのテストはできれば午前に行います。

中心となるのは起立試験といって、安静の血圧を測ってから立たせて10分前後の間、血圧と脈拍を数回とっていきます。

最近では、さらに血圧測定をちょっと工夫した新しい検査が主流となりつつあります。(大きな病院では専用の機械を使うこともあります。)

この検査で血圧が基準以上におちたり、脈がやたらと速くなって心臓が効率よく働かなかったり、立ったあとの血圧回復が遅かったり、検査中症状が悪化しないかなどをみると、具合の悪い原因が見えてくることがあります。

もちろん、似たような症状を起こす疾患がないか確認して診断するのは大事なポイントです。(うつやホルモンや心臓、腎臓の疾患は見分けるべき。)

ODであれば成長期特有の症状のケースが多く時がくればなおることも多いのです♡

昼夜逆転していたりするケースも多く、これでは症状が改善しないので医師の指導の下まずは生活指導。

★ゆっくり立ち上がること。(血圧の急な変化が苦手なため)
★日中は不登校でもなるべく体はおこしておくこと。
(臥床ばかりでは血圧の変化についていけなくなるため)
★暑さはさけること。
★涼しい時をねらって少し運動すること。
★水と塩が足りないケースが多い⇒今より3g位多く塩分をとる。1,5L水分をとる。
★体内時計をリセットして自律神経機能を回復するため、朝起きたらすぐカーテンをあけて日光を体の細胞にあてる。(ふつうの電気じゃだめですゾ^^。)
★くらっときたらしゃがむ。座位での失神がある人は足をくむ。

症状によってはお薬が出ますが、★のついた対策は有効ですので薬だけで治そうとしてはダメ。

1か月すぎて何も少しも効果がないときは専門の先生がいる病院へ。

もともとはODだけだったのに環境要因もつもりつもって、二次的な問題が発生していたり、不登校やいじめが先だったりしていて複雑なケースもあるかもしれません。


ODのお子さんの中にはお受験で、ものごごろついたころから朝ごはん抜きのおこさん!や、食に興味がない方も、ゲームで臥床ばかりの方もいました。環境も症状に影響します。

これでは暑いさなか血圧を調整しようとしてもおいつかない(TT)

自分のお子さんは大丈夫と思える間に、ODについて理解することは成長過程と環境に対応できるからだづくりに配慮することにもつながるのではないかしら??(*^^*)

またお子さんがODの診断をうけたとき、一方的に責めるのではなく本人・家族・学校が病態を理解することで、乗り越えられることも多いはずです。

まずはお子さんの日常をよ~~くみてあげてくださいね(^^)V

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