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指しゃぶりはいつやめる?

2013年12月18日(水曜日) 00時00分 川崎 万知子

皆様こんにちは!すっかり寒くなりましたがお元気でお過ごしですか?

今回は指しゃぶりについて書いてみたいと思います。

 

赤ちゃんは吸てつ反射といって本能的におっぱいを吸って生きるための反応が備わっているので指しゃぶりはあって当たり前、位に思って頂いて大丈夫なのです。

 

ただ年齢が上がっても中々止められない子もいて、単なる癖として残っている場合、あるいは精神的な不安や寂しさも原因などと言われています。

 

ではいつまで・・?

 

実は4歳を過ぎてもなお指しゃぶりの癖が残っていると指1本分の隙間が上下の歯の間に出来てしまい、前歯がかみ合わなくなってしまいます。

更に顎の骨格にも影響が出て奥歯のかみ合わせもずれて来る事があります。

そしてかみ合わせが悪いと良く噛めないのは勿論、発音や容姿にも問題が出てきます。

 

出来れば4歳になるまでにはやめたいものです。

 

指しゃぶりをやめるには、外遊びや運動でエネルギーを発散しつつ手や口を使う機会を増やすのが自然です。

 

そして大人が考える以上に子供自身も指しゃぶりは赤ちゃんぽい、恥ずかしいと感じている事が多く、誕生日やお正月、年度の変わり目などの節目に声を掛けて止められるとよいですね。

勿論、指しゃぶりを我慢できたらうんと褒めてあげましょう。

 

眠くなった時や寝ている間の指しゃぶりは残りがちですが、寝かしつけの時にはよく言い聞かせて絵本を読んであげる間は指しゃぶりを我慢する、そして寝付くまでは手をつないであげる、などと安心出来る別の方法に変えていくのも良いかもしれませんね。

眠っている間ならそっとはずしてあげるのも・・。

 

中々なおらない指しゃぶりには爪に塗る苦いお薬(爪かみ防止でもあります)なども市販されていたり、ミトンや靴下を手にはめたり、専用の装置(矯正歯科や小児歯科にご相談を・・)といった方法も有りますが、まずは叱らず焦らず上記の方法を頑張ってみましょう。

 

ではでは皆さん良いお年をお迎え下さい。

 

来年も宜しくお願いします。

 

「口をあけて寝ていたり、突然の咳払いはありませんか?」

2013年12月04日(水曜日) 00時00分 積田 綾子

こんにちは~!

小児科の積田です。

 

とっても寒くなったと思ったら日中突然コートがいらない日があったりと体調管理が難しい時期ですね。

 

夏、秋、冬の感染症が小児科外来では一度にみられて今年は変な感じです(´・ω・`)

今回は風邪っぽくないのに咳、鼻で悩む人の一つのヒントになるかもしれないことを堅苦しくないように書いてみたいと思います(^_-)-☆

 

熱がなくて咳、鼻で悩むとき皆さんは何科を受診しますか?

耳鼻科?

小児内科?

迷う人もいるのではないでしょうか?

 

わたしもかつては深く考えたことがありませんでした。

でも都内でも古くから重い喘息やCOPDを専門とする内科の病院で働いた期間に認識が大きくかわりました!

 

「one airway one desiase」

 

院長が盛んに言っていたことです。(学術的根拠もありますが、今回はかみくだきますね。)

 

人間の体はつながってるよね。

 

咳は内科、鼻は耳鼻科じゃなくって同じ気道だもの、関連してる可能性があるよね。

だから治らない咳や喘息の中には、鼻を治すと良くなるものがあるよってことです。

 

小児科だって喘息の原因の一つに鼻炎があることはわかっているんです。

 

でも、鼻を本気で治そうとする小児科はかつての私を含めて実際少なかったのかもしれないと思いました。

 

また、耳鼻科の先生で喘息や長引く咳は内科にお願いすることも多いと思いますので、鼻が原因でひどい咳になる人はなかなか治らない。

 

「one airway one desiase」。

鼻が悪い人にはアレルギー性鼻炎、花粉症や、副鼻腔炎(慢性、急性)などさまざま。

アレルギー性鼻炎や花粉症合併の場合は、抗ヒスタミン剤や、点鼻などが有効です。

「鼻炎が軽いからいいや」と放置しないでくださいね。

 

実際、その喘息の病院ではごくごく副反応の少ない点鼻をポケットにいれて1日に何回も点鼻してもらうことで、重かった喘息の治療がシンプルになって、発作がでにくくなった患者さんも結構いました。

程度に合わせてアレルギー剤やら、ステロイド点鼻、鼻の血管収縮剤も使いますが、呼吸が楽なら寝られるし、生活しやすさが格段にあがります。

鼻をかめない小さい子には医療機関での鼻吸引も効果があります。

鼻吸引で生活しやすくなるお子さんとあまり変わらないお子さんがいますが、効果が目に見えてある場合は鼻の処置をしてもらうものいいと思います。

 

そして、一番やっかいなのが副鼻腔炎です。

本人も相当症状が進むまで気づいていないことも多いようです。

鼻が出ていなくても、実は後鼻漏と言ってのどのほうに膿のような分泌物がおっこちてしまい常に咳の刺激になったり、咳払いをしていたり、喘息みたいな症状のきっかけになったりするようです。

大きなおこさんでは声がくぐもって、口を開けて寝る子や、日中でも口があいたりしているお子さんは要注意です。

 

副鼻腔は鼻の横、目の下、おでこの真ん中から目の上あたりまで広がる骨の中の空間です。

頭痛をともなっていることもしばしばです。

ちょろちょろ、時々分泌物が落ちてきます。

咳払い、口呼吸、鼻声(鼻汁)、治らない咳または喘鳴…

 

こんなキーワードがあるようなら、一度鼻からの咳を疑ってみてください。

鼻の治療が特異な小児科の先生にはいつもより詳細に症状を伝えたり、小児科だけで済まないようならば耳鼻科小児科両方の科に、咳も鼻も両方相談することで、意外と早く解決策が見つかることも多いはずです(^_-)-☆

当然咳の原因は他の場合もありますが、鼻からの咳はこのブログを読んで親御さんが思い当たる節が多いはずなので参考になる方も多いのでは?

これに気づいてから、私の場合は診療のスタンスが変わり、納得して解決できる症例も多くなりました。在職中、咳を治すための点鼻や副鼻腔炎の効果的治療を指導してくださった、某医院の院長に感謝です。

 

さてさて、今日もそんなお子さんたちの問診に向かいます。

 

「口をあけて寝ていたり、突然の咳払いはありませんか?」(^◇^)

 

 

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