女性が教える ママと子どもの健康BLOG

執筆中の先生 Profile

  • 積田 綾子 先生

    小児科医

    積田 綾子先生

    島田療育センター勤務。障害児保育園ヘレンアドバイザリーボード。6歳の女の子のママ。

  • 江澤 佐知子 先生

    産婦人科医

    江澤 佐知子先生

    南流山レディスクリニック理事。NPO法人医療情報広報局(i-koho)代表。1歳双子男児のママ。

  • 川崎 万知子 先生

    歯科医

    川崎 万知子先生

    ホワイトエッセンス麻布十番M'sデンタルクリニック院長。2人の小学生を持つママ。

  • 長尾 公美子 先生

    美容皮膚科医

    長尾 公美子先生

    美容皮膚科レイクリニック院長。男の子の育児と仕事の両立で日々奮闘中。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | Next >>

こどものすきっ歯

2016年06月15日(水曜日) 00時00分 川崎 万知子

皆様こんにちは。

今回は子供のすきっ歯についてお話ししたいと思います。

 

お子さんの歯の隙間が沢山あってこれで良いのかしら・・

と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、通常乳歯の時期には将来サイズの大きな永久歯が生えてくるスペースの為に隙間があるのが普通で

"発育空隙"

といいます。

そして永久歯も上の前歯はハの字に開いて生えて来きます。

犬歯(糸切り歯)が生えてきてやっと隙間が閉じてくるのです。

この開いた前歯の時期をアンデルセンの童話から Ugly Duckling Stage (みにくいアヒルの子の時代) とも言われます。

 

ただ、上の前歯の間に上唇小帯という筋が入りこんでいて閉じにくい場合や、骨の中に過剰な歯が埋まっているために閉じない場合もあります。

舌を歯の間に挟む癖や先天的に歯の大きさが小さい場合もすきっ歯になりますので、中々隙間が閉じないと心配な場合は歯科医師に相談してみると良いでしょう。

もう少し待てば自然に閉じそうなのか、上唇小帯を切らないと難しそうなのか、あるいは矯正治療を始めるべきなのか、といった意見が聞けるはずです。

 

基本はホームドクターを作っておいていつでも検診、相談をしてもらえる習慣が大事ですね。

ヘリウムガスの危険性

2016年06月01日(水曜日) 14時00分 積田 綾子

こんにちは〜〜(*^_^*)


季節がまた変わって、だいぶ暑い日や、雨がざんざん降る日も出てきそうですね(#^.^#)


さて、今回は、発達について書こうと思っていたのですが、変更します。

ニュースをみていると、子どもの事故の報道があとをたちません。

本当にお子さんとその親御さんの気持ちをおもうと私も一人の親としてなんともいたたまれない思いでいっぱいになります。


一定の確率で事故自体はあるとは思うのですが、繰り返し起こる事故に対しては知ることも必要で事故の減少に繋がることだったりします。

なので今回は防ぎたい事故について。 小児科の気になった学会誌より抜粋。 忘れないようにしたい事故はたくさんあります。


今回はまだ人々の記憶に残るヘリウムガスの危険性について。


ヘリウムガスの事故ってどの位起こっているのでしょう?

オーストラリアでは2005年7月〜2009年12月までに79人が死亡しているそう。

日本中毒情報センターでは玩具のヘリウムガスを吸った事故の相談は2001年4月〜2012年3月までに32件。

半数の16件で意識消失、嘔吐、顔面蒼白などの症状があったそう。 多いと思いませんか?

くりかえしがあるということです。


ふざけたりして鼻をつまんで肺容量以上のガスを吸ってしまうと、肺胞がやぶけて、肺圧傷(Barotrauma)となり、たまってはいけない場所にガスがたまったり、血管に入って空気塞栓という怖い状態になったり。

同じ状況でも少しの差で命の危険があるのです。


「大人用」とかかれたヘリウムガスでも子どもの事故も起こっている事実。

防ぐには大人の配慮、鼻をつままないようにすることの他、業者さん側も個人が吸い込んだ量しかガスが出ないon demandタイプの吸引システム、またはたくさん吸いたくならないような異臭をつけるなど配慮がなされることも有用と考えられているよう(@_@)


大人がこういった事にも目を向けておくことで子どもが安心して育つ環境ができればいいなあと思います(^^)


大きな危険は大人が確認してあげて、こどもにはのびのびと遊んでほしいものですね(^_^)


早め対策! 夏の汗

2016年05月18日(水曜日) 00時00分 長尾 公美子

ゴールデンウィークが過ぎたばかりなのに、夏の陽気ですね。

 

急に汗が気になり始めました。

私のクリニックでは汗を抑えるワキのボトックス注射を受ける患者様が5月に増えます。

 

汗を感じる5月〜夏の間、汗を感じず爽やかに過ごすためです。

汗には大切な役割がありますが、汗により困ることも多いと思います。

今回は今年の夏を快適に過ごすため、汗対策についてお話します。

 

 

 

<汗により困ることその1>汗疹(あせも)

 

子供は汗をたくさんかきます。

夏になると赤ちゃんのオムツが汗で蒸れたり、子供が大汗をかくことで、あせもができてしまいます。

あせもは体中に分布する汗の管が詰まることで生じます。

深さにより白っぽい浅いあせも〜赤くなったりボコボコする深いあせももあります。

治療はステロイドを使いますが、痒みが強い場合痒み止めの内服が必要です。

加えて汗の汚れを残さないこと、保湿、できるだけ汗をかかない環境を作る、こまめにふき取るなどといったスキンケアが効果的です。

 

私の子供が3歳の頃、子供にあせもはつきもの、と軽いあせもを放置しました。

ところが赤みや痒みが増し、ステロイド外用ではなかなか治らなくなり、とうとうとびひ(伝染性膿痂疹)まで悪化したことがあります。

あせもはエクリン腺という汗の管が閉塞して生じるため、悪化の予防にはスキンケアが大切です。

息子はステロイド外用と桃の葉ローションでスキンケアして良くなりました。

 

あせもの対処法は、通気性のよい洋服を選ぶ、清潔を保つ、体を洗う際はこすらない、スキンケアする、など様々あります。

切なのは悪化する前に早めにケアしてあげることだと思います。

伝染性膿痂疹や汗管膿瘍という、治癒に時間のかかる状態に移行する可能性があるからです。

大人のあせもも同様です。

得に妊娠中は汗が増えやすいので、早めのあせも対処をおすすめします。

 

 

<汗により困ることその2>多汗症・腋臭症(わきが)

 

女性は妊娠・肥満により汗の量が増えます。

また年齢により多く汗をかく部位も変わります。

生涯を通じて煩わしい汗。

汗の量には個人差が大きいですが、少しの汗でもTシャツが染みたり、臭いが生じたりします。

診察をしていて感じることは、汗を気にしていない女性はほとんどいないということです。多くの方が自分は多汗、と思い込む傾向がありますが、多くの方が多汗ではありません。

ですが少しでも汗染みがあったり少しでも臭いがあると女性はやはり気になるものです。

 

汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類が存在しますが、分布と分泌量は個人差があります。

エクリン腺からの分泌が多いけれど、アポクリン腺の分泌量は大変少なく臭いがあまりない方も多くいらっしゃいます。

Tシャツが染みるような汗はエクリン汗腺から分泌されています。

エクリン腺から分泌されるさらさらと水のような汗は、もともと臭いはないのですが、皮膚の常在菌が混じると汗臭い臭いを発します。

前述のあせもは、エクリン汗腺の詰まりが原因です。

 

いわゆる「わきが」と言われる腋臭症は、アポクリン腺が原因です。

エクリン腺と異なり粘り気のある汗で、脂質やたんぱく質を多く含み、分泌後酸化され、常在菌が混じることで臭いが強くなります。

アポクリン腺もまれに炎症を起こし、強い痒みや色素沈着を伴うフォックスフォアダイズ病を発症します。

わきに強い痒みを感じたら、早めに皮膚科受診して下さい。

臭いや多汗の治療に満足するには、ボトックスやレーザー治療などが効果的です。

 

 

汗を攻略すれば爽やかな夏を過ごせます。

皆様汗のケアをどうぞ大切にして下さい。

 

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | Next >>



ページトップへ