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2015年10月16日更新
先輩ママに聞く

算数の苦手単元と克服法・わが家の工夫

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進級したのはついこの間のことのように思えるのに、気づけばもう、今年度も後半。ここで一度、お子さまの学習面を振り返ってみると、気になるのはやはり算数ではないでしょうか。
そこで、「このアイデアで算数のニガテを解消しました!」という全国の先輩ママサポーターの声を集めました。(文/岩井満理)
※2015年7月「進研ゼミ」調べ(小学生の保護者対象)
(写真提供/アマナイメージス)

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上の図をご覧ください。低学年、中学年、高学年で算数のどの単元でつまずいたかの上位TOP3を示したものです。それぞれの学年で苦手な単元は、やはりある程度集中しています。あらかじめ、どの単元でつまずきやすいかを知っておくことで、早めに対策をとることもできそうです。また、高学年のお子さまでも、くり上がりや時間、単位など、ずいぶん前に習ったことのニガテを、ずっと引きずってしまっている、というような回答も少なくありませんでした。

では、具体的にどのような対策をしていけばよいのでしょうか。先輩ママたちの工夫をみてみましょう。

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低学年 低学年でいちばん大切なのは、とにかく「苦手意識をもたせないこと」「算数嫌いにさせないこと」。日常生活の中で常に身近なものを使いながら、学習が楽しくなる工夫をしてあげましょう。

【ウチの子のつまずきはココ!&こうやって克服しました!】

■「のこりはいくつ」(1年生)
大きい数から小さい数をひくということが、感覚的にわかってはいても、いざ式に表そうとすると、数字が逆になったり、ごっちゃになったりして、上手に書けないということがしばらく続きました。
そこで、実際におやつを使ってひき算の練習をしてみました。答えを出すのに、頭の中でどういう計算をしたの?と聞いて、それを式に書かせてみました。(神奈川 もんち)
■「ひきざん」(1年生)
指の本数より大きい数だと混乱するようでした。
紙に○をたくさん書いて、そこからひく数だけ斜め線を入れて…を何度かくり返してから、「こうやって10のかたまりでやるともっと簡単だよ」と教えました。(宮城 ももんが)
■「たし算とひき算のひっ算」(2年生)
『25-7』はできるのに、『25-17』を筆算でやろうとすると、どの数字を見て、どこから計算すればよいのかわからなくなる様子でした。
筆算のかたちにしたときに、2けたの数をひくやり方がわからなくなる様子だったので、ひく数の十の位を手で隠して、まずひく数を一の位だけにしてやって、反復練習をしました。(愛知 ひつじ)
■「たしざん」「ひきざん」(2年生)
たし算、ひき算ともにくり上がり、くり下がりを頭の中でするのが難しかったようです。
そこで、自主的に勉強するときには、必ず百ます計算をさせるようにしました。スピードも上がり、簡単な計算をくり返すことで正答率も高くなり、自信がつきました。(京都 ママもチャレンジ)
■「水のかさ」「長さ」(2年生)
mLなど、かさの単位で答えるべき問題でも、長さの単位であるmmが出てきたりしました。一度に習うので、ごちゃごちゃになってしまっているようでした。
dL、mL、Lは、いつも料理で使っている計量カップを使い、「これくらいの量だよ」と理解させました。いつも学校に持っていく水筒でも同じことをやってみました。身近なものを使うとわかりやすいようです。(東京 いちななママ)
■「水のかさ」「長さ」「時こくと時間」(2年生)
「水のかさ」「長さ」については、やはりL、dL、mLの単位換算が難しかったようです。また、「時こくと時間」では、現在時刻や何分間などは理解できているようでしたが、「現在時刻から○分後(○時間後)の時こくは?」というのが理解できていないようでした。
水のかさの単位も時こくと時間も日常生活の中で感覚が鍛えられるものなので、なるべく日常の中でもお手伝いなどを通じて、意識的に会話の中に、これらの内容を取り込んでいます。特に、算数の場合はノート類とは別に自由に書けるメモ帳(自由帳でも)を使い、自分の考えを書かせるようにしました。私が説明するときにもそこへ書いて説明しています。手を動かして考えを書き出すことで、問題を整理でき、理解しやすくなったようです。(東京 のんまま)

中学年 中学年の子供にとって、「図形」や「距離と道のり」が難しかったようだ、という意見が多く見られました。「状況を想像するのが苦手」など、頭の中で、形や状況の変化を想像することをニガテとしているお子さまも多いようです。

【ウチの子のつまずきはココ!&こうやって克服しました!】

■「長さ」(3年生)
本の厚さや鉛筆の長さ、富士山の高さはm?cm?mm?など、あてはまる単位を想像させる問題などが難しかったようです。
克服するために、一緒にものさしで測ってイメージをわかせるようにしました。お風呂に入るときも、浴槽の長さや深さはmかな?cmかな?と単位を想像させるようにしました。(秋田 レディフラワー)
■「長さ」(3年生)
距離や長さのだいたいの目安がよく理解できていないようでした。「家から駅までが1m」「車の高さ150m」などと答えてしまい、単位の大小が想像できないようでした。
具体的に、「わが家から最寄り駅までが1km」「自分の身長が140cm」などと、身近な例をあげて、単位の感覚をつかめるようにしました。(神奈川 kotsu)
■「距離と道のり」「時こくと時間」(3年生)
「距離と道のり」は、距離と道のりの関係を逆に覚えてしまっていたようです。「時間」に関しては、どのくらい時間がかかったかなどのミスが全般的に多かったです。
「距離と道のり」は、ドライブに行ったときに、カーナビの目的地までの距離や到着予定時間、時速などの情報を参考に勉強しました。時間に関する問題は、何度もくり返し解くようにしました。(神奈川 たまたん)
■「角」「大きな数」(4年生)
図形については、やり方はわかっているものの丁寧さに欠けて、作図の辺の長さが正解と合わなくなってしまうことがありました。また、大きい単位の計算は単位をそろえるのが苦手でつまずいていました。図形はとにかく丁寧に、正確に描くということ、単位の違う計算は小さいほうの単位に合わせて計算するようにアドバイスしました。(千葉 とまとちゃん)
■「垂直・平行と四角形」(4年生)
特に平行四辺形が方眼紙を使ってもうまく描けず、図形の問題もなかなか正解できませんでした。平行四辺形という形自体をつかめていないような感じでした。
つまようじを使って作った長方形を斜めにしてみせたり、折り紙を斜めにカットしてみせたりして、さまざまな形のイメージをつかめるようにしました。(沖縄 ハンコのふた)

高学年 小学校の算数のハイライトは「割合」といわれます。習っているときは理解できても、ちょっと時間をおいたり、応用問題になるととたんにわからなくなることも。子供のつまずきをフォローするために大切なのは、低学年と同様、身近なものを使って、一緒に考えてあげるなど、根気よくつきあうことがポイントのようです。

【ウチの子のつまずきはココ!&こうやって克服しました!】

■「小数のかけ算とわり算」(5年生)
答えとあまりについて、どこに小数点をつけるのかがよくわからないようでした。
雑に書くと、筆算のとき、位が縦にそろわずわからなくなってしまうので、はじめのうちは縦線を描くなど、縦のラインをそろえることを心がけるよう、アドバイスしました。(神奈川 しゅうやん)
■「割合」(5年生)
公式をそのまま使う問題ならよいのですが、少し違う問題の出し方や応用問題になると悩んでしまっていました。
身近な具体例で(例えば買い物や、数を100などのわかりやすいものに変えて)改めて説明しました。本人が納得いくまで、どこがどう疑問なのかをできるだけ聞き出し、少しずつ疑問点を解消していきました。(岐阜 あーちゃんママ)
■「割合」(5年生)
「定価の○パーセント引き」というような問題になると、割合を表す小数をどのように使えばいいのかわからなくなるようでした。
簡単な問題からやり直しました。一緒にやったり、100円などの、身近な単位で考えるようにしました。(愛知 なり)
■「割合」(5年生)
文章題の中のどの数値が比べられる量、もとにする量、割合にあたるのかわかりにくかったようです。いったんわかっても、またしばらくするとわからなくなっていたときがあり、定着するのに時間がかかりました。今でもはっきりわかっていないかもしれません。
生活の中で、身近な例をとって割合に関する話をしました。スーパーで「20%引き」と書いてある商品を見せて、「いくらになる?」と聞いたりなどしました。(栃木 じゃすみん)
■「割合」(5年生)
どの数を使って式をつくり、解けばいいのかわかっていませんでした。比べられる量、もとにする量などその数を見つけることができていませんでした。
線分図を書いて、どの数値がもとにする量なのか比べられる量なのか自分で考えられるよう、問題数をこなしました。数をこなすと、何となくだけど、式の立て方のコツがわかってきたようで、ミスも少なくなりました。(静岡 ミクミク)
■「速さ」(6年生)
場面がなかなかイメージできないようで、苦労していました。子供に自分で図や表などを書くようにアドバイスし、イメージをしやすくさせて理解を深めさせました。着目すべき単位に○をつけたりして、単位をそろえさせました。(東京 タケママ)
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