トップページ> 特集> カンペキ主義さんの処方箋
2015年09月17日更新
忙しいのに、こだわりが強すぎて・・・

カンペキ主義さんの処方箋

  • 4教科の学力 4教科の学力
  • 学習法 学習法
  • 学習習慣 学習習慣
  • 生活 生活
  • 発達 発達
  • 反抗期・思春期 反抗期・思春期
何事にも、まじめでがんばり屋さん。その反面、几帳面すぎて時間がかかったり、ちょっとの失敗が気になったり。がんばる姿勢は大切にしたいところですが、高学年になるにつれてやることがいっそう増え、何事も「丁寧に、一生懸命に」ではオーバーヒートしてしまうこともあります。今のうちに物事に優先順位をつけ、状況に合わせて柔軟に対応できる力をつけてあげたいですね。
そこで、「いきすぎ!? カンペキ主義」なわが子にありがちなお悩みに、スクールカウンセラーの渡辺先生にアドバイスを伺いました。
(取材・文/菊池亨子 イラスト/齊藤恵)
渡辺友香(わたなべゆか)先生

臨床心理士、保健学博士。KIDSカウンセリングシステム所属。現在、小学校・中学校・高校でスクールカウンセラーとして子供の心のケアを行う。2児の母。

きれいに書けるまで何度も消して書き直しに時間がかかったり、計画が崩れるのを嫌がって夜遅くても勉強したりで、融通が利きません。柔軟に勉強に取り組ませるには、どうすればいいでしょう。

1日の生活時間の中で優先順位を決め、
状況に合わせて柔軟に時間を使う練習をしましょう。

計画どおりに勉強することは大事ですが、そのために睡眠不足になっては学習効率が上がりません。就寝時間が過ぎても勉強するようであれば、「今日はここまで」とおうちのかたが時間を区切るようにしましょう。すぐにやめさせるのではなく、「あと10分で終わろう」などと少し時間に猶予をもたせると見通しがもて、自分から区切りやすくなります。勉強の残りは翌日の朝に早起きして取り組むなどと、提案するのもいいでしょう。
時間には限りがあります。だらだらと時間を使うのではなく、学習の目的を明確にして時間を有効に使う方法を意識させるようにしましょう。1日のスケジュールも、寝る時間、食事の時間など動かせないものをはっきりさせ、あとはその日の予定に合わせて優先順位の高いものから臨機応変に取り組めるようにするといいですね。


テストや発表会などの小さなミスでも気にするわが子。通知表でちょっと悪い評価があると、すぐに落ち込みます。深刻になりすぎず前向きにとらえさせるには、どう声をかければよいのでしょう。

成功には「小さな挫折」がつきもの。
「小さな成功(できたこと)」に目を向けさせる声かけを。

子供の頃に「小さな挫折」をたくさん経験することはとても大切なことです。大人のサポートを受けながら、挫折の乗り越え方を学んでいければ大丈夫。また、「落ち込む」ということは、お子さんが真剣に取り組んでいるという証拠です。残念な気持ちに共感すると同時に、真剣に取り組んだプロセスを評価してやりましょう。
通知表でいえば、教科の細かい評価、出欠席、委員や係の仕事、行事での活躍など、様々な要素が含まれており、その中には、がんばったことやできたことなど「小さな成功」が必ず見つけられるはずです。本人とは別の視点から「小さな成功」を見つけ、がんばった点に気づかせてやりましょう。
また、失敗は次の成功につながるステップでもあります。失敗の意味やその生かし方についてアドバイスしてみるのもいいですね。



次のページでも、「いきすぎ!?カンペキ主義」にありがちなお悩みにお答えします。

関連記事

tokusyuu 89

2

カンペキ主義さんの処方箋

http://blog.benesse.ne.jp/challetsu/tokusyuu/000089.html

tokusyuu

http://blog.benesse.ne.jp/challetsu/tokusyuu/assets_c/2014/06/0610ILL-thumb-100x100-201.jpg