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 注意しておきたい友達関係のトラブルにはどのようなものがありますか? その対処法も教えてください。

「おごってくれる」「新しいゲームソフトを持っている」などの功利的なつながりには要注意。
高学年では、過剰な仲間意識にも配慮を。

 年齢に関わらず、「いつもお菓子をくれるから」「新しいゲームソフトを持っているから」など功利的な理由で友達関係を築いているような場合は注意が必要です。健全で対等な人間関係とはいえません。学年があがるとお金がらみのトラブルに発展することも。金品のやりとりはどんなケースであってもしてはいけないと、低学年のうちに約束しておくことをおすすめします。
 最近の子どもたちの友達づきあいは、グループが持続せず短期間に入れ替わるのが特徴。そのため、自我が芽生える高学年では、周囲を見てどうすれば仲間外れにならないか常に気にしているような場合もあります。そんなときは、「誰だったら正直な気持ちを話せそう?相談してみたら?」と声をかけてみるのがおすすめ。学校の先生が子どもから相談を受けていることもあるので、担任や保健室の先生に相談してみるのもよいでしょう。
いずれの場合も以下のような様子が見られたら、トラブルやSOSのサインであることも。子供と向き合って丁寧に話をする必要があります。
 【SOSのサイン】
・明らかに悩みを抱えている様子なのに、声をかけても「別に」「ふつう」など詳しく話をしたがらない・返事をしない、など
・ウソをつく
・以前と比べて、落ち着きがない
・物にあたる
・以前より帰宅が遅くなった
・学校に「行きたくない」ということがある
・見かけない持ち物がある

 トラブルを防いだり上手に解決したりするための方法の一つとして、普段から積極的に学校とつながっておくことをおすすめします。相談はもちろんのこと、PTA活動に参加して親同士の交流をもっておくのもよいでしょう。授業だけでなく給食の時間なども参観してみると、子供の普段の姿が見えやすいもの。最近の学校は以前よりオープンになり、いつでも参観できるところが多くなっています。


小学生の子供たちは友達関係も勉強中。学校と連携をとりながら、干渉しすぎず手を放しすぎず、ほどよい距離で見守っていけるとよいですね。最後に、宍戸先生からメッセージをいただきました。

わが家なりの「子育ての哲学」をもって、
成長に応じて子供の社会性を育むサポートを

 学校は子供が直面する初めての社会。友達関係は社会性を身につけるひとつのチャンスでもあります。社会で調和をとりながらみんなで生きていくためには、自己主張あり、我慢あり、そのバランスが欠かせません。大家族の中で、自然に人間関係のさまざまな経験を積むことができた昔に比べ、少子化・核家族化した現代では、人間関係の経験が不足しがち。価値観も多様化しているため各家庭の考え方もさまざまで、子供の友達関係は親にとっても難しい課題になっているように感じます。
 まずはわが家なりの「子育ての哲学」をしっかり構築してみてください。子供に何を大切にして生きてほしいのか、どんな大人に育ってほしいのか、そして、守るべきわが家のルールは何なのか。その「子育ての哲学」からブレないよう、意識して子供を導いていく姿勢が基本となります。そのうえでよい友達関係を築いていけるよう、低学年のうちは寄り添いながら指導をし、成長の様子を見ながら徐々に、子供自身が考え解決していく力を育むサポートへと上手にシフトしていきましょう。トラブルが起きたとしても解決を急ぐのではなく、チャンスととらえて試行錯誤する中で、子供の社会性を育んでいけるとよいと思います。

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