2016/12/30

「おはよう!」があふれる地域づくり

【安全インストラクター武田信彦のコラム「一般市民による防犯とは?」】(第7回)

 

 

 子どもたちの安全を守るための「見守り」は、全国各地で行われています。「おはよう!」「気をつけてね!」、ボランティアで参加されるみなさまの多くが、子どもたちと元気にあいさつをしています。一方、「声がかけにくい...」「あいさつをしても、返事がない...」と悩んでいる方たちも少なからずいるのです。その背景には、「知らない人には気を付けろ」といった過剰ともいえる安全意識があるのかもしれません

 

 いわゆる「声かけ事案」と呼ばれるものは、犯罪行為の前兆と思われるような悪意ある言動のことを言いますが、「人から声をかけられる」ことに警戒感が広がることは、地域の見守り活動をやりにくくしてしまうことにもつながります。
 地域の中で子どもが育つ環境が残る日本の社会において、保護者や学校以外で大人と接することは、子どもたちがもつコミュニケーション能力を育む点からも重要です。とくに、子どもたちの安全を見守るボランティアの皆さまとは、ぜひ、元気にあいさつをしてほしいものです。あいさつを交わしやすくする一つのコツとしては、地域のみなさまが、学期の始めや学校で開催される防犯教室に参加し、子どもたちと顔合わせを行うことです。ユニフォームや腕章を身に着けた姿を紹介することで、「見守ってくれる人」として子どもたちに認知されやすくなります。

 

 

 

 

 


執筆者:武田信彦(たけだ のぶひこ)さん

takeda.jpg

うさぎママのパトロール教室主宰

安全インストラクター

犯罪防止NPOの幹部などを経て、2006年より安全インストラクターとして活動を開始。
「一般市民としてできる安全のコツ」をテーマに全国で講演やセミナーなどを多数実施中。
子どもたちの安全力向上を目的とした「安全ワークショップ」も好評を得ている。
サイト : うさぎママのパトロール教室 http://www.usagimama.com/


  • 一覧へ戻る

がついている「PDF」形式のコンテンツをご覧いただくにはAdobe Readerが必要です。