2018/01/31

高校生と考える、「自分を守ること」とは

【安全インストラクター武田信彦のコラム「一般市民による防犯とは?」】(第16回)

 

 高校生を対象とした安全セミナーのご依頼もいただきます。さまざまな知識や知恵を身に着けている高校生ですが、あらためて「自分を守ること」について考えます。とくに、危険を寄せ付けないための「予防力」の大切さについては、講義やワークショップでしつこいほど確認。予防力とは、まわりに意識を向けることですが、最近では、「歩きスマホ」と呼ばれるような「ながら」で歩くことがとても増えています。予防力が著しく低下するだけではなく、「自転車スマホ」などは、人の命にも関わる重大な事故も発生してしまいます

 

 「正当防衛でパンチとかもありですか?」。意外と関心があるテーマのようで、さまざまな質問を受けます。安全のためには何をやってもよい訳ではなく、「身を守ることと、暴力はちがう」ことを明確に説明しなければいけません。すなわち、ゲームや映画とはちがう現実世界では、「逃げるが勝ち」の考え方が重要なのです。本当の意味で自分を守ることとは、被害者にもならない、そして、加害者にもならないことです。実際に、攻撃性のない逃げるワザなどを練習すると、とても分かりやすいようで、多くの反応があります。
 自分を守ることへの自信を高めることは、困っている誰かを助けるための力にもつながります。高校生への安全セミナーは、多くのメッセージを込めて行っています

 

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執筆者:武田信彦(たけだ のぶひこ)さん

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うさぎママのパトロール教室主宰

安全インストラクター

犯罪防止NPOの幹部などを経て、2006年より安全インストラクターとして活動を開始。 「一般市民としてできる安全のコツ」をテーマに全国で講演やセミナーなどを多数実施中。 子どもたちの安全力向上を目的とした「安全ワークショップ」も好評を得ている。 サイト : うさぎママのパトロール教室 http://www.usagimama.com/


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