2017/07/31

子どもたちがもつ「安全力」を元気に!

【安全インストラクター武田信彦のコラム「一般市民による防犯とは?」】(第10回)

 

 子どもたちを対象とした「安全セミナー」や「安全ワークショップ」など安全に関するプログラムを実施する中、年間をとおして、多くの子どもたちと出会います。当方が行う安全のプログラムは、子どもたちがもつ自分を守る力、すなわち「安全力」を引き出すことを目的に行っています。すでに身に付いている防犯知識や知恵、力はたくさんあります。さらに、それらが自分を守るためにどう役立つのかについて、クイズやゲームなどの体験をとおして、自ら考えて気づくことを目指しています

 

 ところで、子どもの力には限界があるため、まず始めに「ひとりにならない」ことの重要性を伝えます。そして、「ひとりになる」瞬間や場所についても確認します。ひとりになったら、自分を守るための「安全力」を発揮しなければいけません。危険を回避し、察知するための「予防力」。そして、危険や状況から逃げるための「対処力」。どちらも分かりやすいキーワードを使い、デモンストレーションや体験をとおして確認します。さらに、人との距離感や、誘いをしっかり断るための「できません!」の練習も行います。また、「助けてくれる人」の存在もしっかり伝え、地域のみなさまとのあいさつの大切さも同時に確認しています。防犯は、特殊能力ではなく、コミュニケーション能力の延長にあるものです

 

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執筆者:武田信彦(たけだ のぶひこ)さん

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うさぎママのパトロール教室主宰

安全インストラクター

犯罪防止NPOの幹部などを経て、2006年より安全インストラクターとして活動を開始。 「一般市民としてできる安全のコツ」をテーマに全国で講演やセミナーなどを多数実施中。 子どもたちの安全力向上を目的とした「安全ワークショップ」も好評を得ている。 サイト : うさぎママのパトロール教室 http://www.usagimama.com/


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