2017/12/30

身を守るための道具、「防犯ブザー」

【安全インストラクター武田信彦のコラム「一般市民による防犯とは?」】(第15回)

 

 講演などでは、身を守る方法のひとつとして防犯ブザーを紹介しています。「小学生のものでしょ...」と思われがちですが、防犯を目的とした道具類で、誰もが堂々と身に着けることができる、ほぼ唯一のものです。すなわち、子どもたちのみならず、大人の防犯にも役立ちます。ちなみに、護身目的とした武器や凶器類の所持は法律で認められていません。刃物などは、所持するだけで犯罪になる場合があります。また、催涙スプレーやスタンガンについても、使用方法によってはリスクを負う可能性があるので、注意が必要です

 

 防犯ブザーの大きな音は、主に2つの効果が期待できます。ひとつは、「ピンチを知らせる効果」です。音に気付いて、誰かが助けてくれるかもしれません。そのためには、日ごろから防犯ブザーの音を地域の関係者で共有する、音がした方向へ意識を向けるなど、助け合いの環境づくりも欠かせません。さらに、「危険から逃げる効果」も期待できます。大きな音で相手を威嚇し、驚いている「隙(すき)」に全速力で逃げるのです。いざという時に備えるためには、すぐに手が届くところに身に着けておき、不安を感じたら、手に握ってスタンバイしておくことがおすすめです。また、防犯ブザー使用時は、投げ捨てる、落とすことも想定されるため、ブザー本体に名前や住所などの個人情報は書かないようにしましょう。

 

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執筆者:武田信彦(たけだ のぶひこ)さん

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うさぎママのパトロール教室主宰

安全インストラクター

犯罪防止NPOの幹部などを経て、2006年より安全インストラクターとして活動を開始。 「一般市民としてできる安全のコツ」をテーマに全国で講演やセミナーなどを多数実施中。 子どもたちの安全力向上を目的とした「安全ワークショップ」も好評を得ている。 サイト : うさぎママのパトロール教室 http://www.usagimama.com/


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